就職活動をせずに大学を卒業した!
学生時代の間に就職先を見つけることができなかった!
こういった理由で既卒になる人は多くいます。
私も大学生の時に就活を一切せずに卒業しました。
卒業後は2年間、アルバイトをしていない期間もありニート生活を送っていました。
そんな私でも今ではホワイト企業に勤めて2年が経ちます。
既卒の就活は不安なことが多いですよね。
そのため、実際に既卒で就活をしたことがある私の経験をシェアしていきます。
そして、正しいやり方を知っていれば1〜2ヶ月もすれば就職することができるので安心してください。
まずは、あなたがどのように就活をすればいいのか。
それを知ることが就活の第一歩になります!
そもそも既卒って?
既卒の就活のやり方を知る前に
そもそも既卒って何?
と思っている方もいますよね。
既に知っている方も改めて確認してみてください!
- 既卒
- 第二新卒
- ニート
- フリーター
このように、似たような状況の人でも様々な言葉で表現されます。
しかし、言葉が違えば就活のやり方も違ってくる可能性もあります。
改めてあなたがどのような立場なのかをしっかりと認識しておきましょう。
既卒と第二新卒の違い
まず、大きく違うのが既卒と第二新卒です。
この2つは就活の方法が変わってくることもあるので、しっかりと確認しておいてください。
まずは既卒について
一般的には、「大学・短大・専門学校・高校などの卒業後に正社員として勤務したことのない者」を指すことが多いです。
引用:マイナビジョブ
次は第二新卒について
一般的には「新卒で入社して3年未満の求職者」を指すことが多いようですが、辞書などで調べてもその解釈はさまざま。
引用:マイナビ転職
つまり、就職市場においてこのように認識しておけば問題ありません。
第二新卒 = 就職後3年以内で辞めた人
ニートやフリーターはアルバイトをしているかの違い
次はニートとフリーターについてです。
まずはニートについて
基本的には無職のことを言います。
専業主夫・主婦でなく、就職活動や職業訓練をしていない状態です。引用:ハタラクティブ
次はフリーターについて
バイトでも、社会で仕事をしている人のことです。
また、バイトを探している過程の人も含まれます。引用:ハタラクティブ
つまり、こちらも就職市場においてこのように認識していれば問題ありません。
フリーター = アルバイトなど正社員以外で何かしら働いている人
ニートやフリーターでも既卒や第二新卒のどちらに当てはまるか確認してみてください。
既卒に当てはまった方はこのまま読み進めていきましょう。
既卒の就活のやり方
既卒の就活のやり方には大きく分けて2つの方法があります。
- 新卒採用
- 中途採用
私は新卒採用も中途採用も両方を受けてみました。
結果的には中途採用で内定をもらった企業に就職することにしましたが。
理由は就業時間や給料、有給消化率などからホワイト企業だと確信することができたからです。
それはさておき
私がこの2つの方法で就活してみて、あなたにはどちらの方法がいいかまとめていきます。
新卒採用は圧倒的に厳しい
既卒で新卒採用は難しいからやめておけ!
他のサイトを見たことがある人なら、一度はこの文言を見たことがあるでしょう。
私も既卒の頃に何度も見たことがあります。
ただ、その情報だけで諦めるのは早いのです!
では、実際に私の場合はどうだったのかというと。
大手の企業を含み2つの企業から内定をもらうことができました。
そのうちの一つは誰もが聞いたこともある企業になります。
どうでしょうか?
「意外と就職できるんだ!」と思いますよね。
ただ、本音を言いますと
この道は本当に険しかったですし、中途採用に比べて難易度が格段に高かったのは間違いありません。
私もそこそこの学歴と自分の強みを活かして、たまたま受かったに過ぎないかもしれません。
※新卒採用は既卒3年以内の人でしか受けられないことがほとんどなので注意してください。
実際に私が新卒採用を受けて感じた体験談を紹介しておきます。
既卒で新卒扱いを受けるべき人の5つの条件とは?実際に受けた元ニートが徹底解説
簡単にまとめるなら、こういった人なら新卒採用でのチャレンジをしてもいいでしょう。
- 既卒3年以下
- 就職が遅れることを周囲が理解してくれる
- MARCH、関関同立以上の学歴がある(理系ならなお良し)
- 誰もが知っているような大手企業に就職したい(ブラックの確率も大いにあり)
- 全国転勤も覚悟している
- 学生に負けない自信・強み・経験がある
このように、既卒の新卒採用はかなりハードルが高いです。
私の場合も50社以上面接を行って、最後の最後に2社から内定をもらいました。
かなり運が良かったのだと自覚しています。
中途採用なら簡単に就職できる
簡単に就職できる
と書きましたが、適当にやってても勝手に内定をもらえるわけではありません。
これは当然ですね。
本気でやれば難しくないということです。
ただし中途採用であれば複数の企業から内定をもらうことも珍しくありません。
私の場合も1ヶ月ほどで4社から内定をもらうことができました。
受けた企業も10社〜15社なので、新卒採用と比べてそれほど多くありませんよね。
4社から内定をもらうことで一番強く感じたメリットは
自分が企業を選ぶ立場になれるということです。
これが何よりも中途採用をオススメする理由です。
私も4社の中から一番自分を大事にしてくれそうで、労働環境もホワイトな企業を選びました。
その結果、今ではかなりプライベートを確保しながら働くことができています。
こういった人は中途採用で就活してください。
- 既卒4年以上
- 比較的簡単に就活を終わらせたい
- 就職できるかが不安
- 自分が企業を選ぶ立場になりたい(複数内定をもらうことで)
- 地元志向が強い
既卒の就活のやり方まとめ
既卒の就活は新卒採用を受けることは可能ですが、基本的に中途採用を受けることになります。
「既卒になって就職できるのか不安」
このように考えているのであれば中途採用一択です。
それでも既卒の就活は厳しい?
ここまで、既卒の就活のやり方について紹介してきました。
私の体験だけを見ると
一見、複数の企業から内定をもらっていて簡単に就職できたように思うかもしれません。
結果だけを見るとそうかもしれませんね。
しかし、既卒には学生や他の中途採用者と比べても就職が厳しい理由が3つあります。
- 職歴なし、空白期間ありは企業に嫌われる
- 年齢・年数的な制限がある
- 既卒も学歴が大事
当然、私もこの3つで大きく悩まされましたし、実際に不利に感じた場面も多くありました。
職歴なし・空白期間ありは企業に嫌われる
『職歴がない』ということは、周囲より社会人経験がないことを意味します。
『空白期間あり』というのは、正社員にならずニートやフリーターだった期間があることを指します。
これがあると、働く意欲が低い、社会をなめているというイメージを持たれてしまいます。
これは私たち既卒にとって本当に苦しい部分です。
今からどうにかしたくても、過去は変えられません。
対策はこの記事をぜひ参考にしてみてください。
既卒の空白期間の理由はこうして乗り切れ!元既卒が実際に就活で使った例を用いて徹底解説
また、これを書くと「今から資格の勉強をする!」とか「まずは派遣などで職歴をつけたい!」と行動する人がいます。
しかしそれは間違っているので絶対にやめてください。
この後に書きますが、既卒は年数が長ければ長いほど受けられる企業の数が減っていきます。
企業からの印象も悪くなっていきます。
今あなたは「就職しないと!」と思っているはずですよね。
その時に、少しでも早く就活を始めることが何よりも大事になります。
余計なことを考えて、遠回りすることだけは絶対にやめてください。
時間も機会も大幅に損する結果になります。
年齢・年数的な制限がある
既卒にとって、もう一つ辛いのがこの年齢や年数の制限があることです。
どういうことかというと
先ほど少し説明しましたが、新卒採用は基本的に既卒3年以内の人しか受けられません。
また、中途採用にも似たようなものがあります。
これは企業によって異なるのですが
- 既卒5年以内のみ
- 30歳未満のみ
などという既卒歴や年齢で、そもそも受けられない企業があるのです。
つまり年数が過ぎれば過ぎるほど、受けられる企業は減っていきます。
それだけ企業に嫌がられるということは、年数が過ぎるほど採用されにくくなるとも言えますね。
そのため、先ほど言ったように
「就職しよう!」と思ったらすぐに行動するようにしましょう。
何をすればいいかは、このまま読み進めていけば必要な情報はすべて書いています。
ぜひこのまま読み進めてください。
既卒も学歴が大事
最後の問題が学歴です。
当然ながら既卒も高学歴の方が有利に進みます。
これは新卒採用の方がより強い傾向があります。
中途採用であれば、それほど学歴を気にしなくても受けられる企業も多くあります。
実際に受かることも難しくありません。
しかし、新卒採用は学歴フィルターというのは実際にあります。
これは内定をもらった人事の方から直接聞いたことなので間違いないでしょう。
提出資料の採点や面接だけで、企業は多くの時間と人件費がかかります。
それを少しでも削減するために、Webテストや学歴で足切りされてしまうのです。
そのため、学歴にあまり自信がない場合は中途採用に専念しましょう。
中途採用であれば、学歴がなくても内定を出してくれる企業は多くあります。
既卒の就活を攻略する方法
ここからは、既卒の中途採用で私がどのようにしてホワイト企業から採用してもらえたのか。
そのやり方をまとめていきます。
実際に私が意識したことや、実践したことを紹介していくのでぜひ参考にしてください。
そしていい就職先を手に入れてください。
面接を攻略しよう
既卒が就職するにおいて、一番大事なことが面接です。
面接では多くのことが見られています。
- 態度
- 考え方
- 雰囲気
『態度』や『雰囲気』は本気で取り組んでいる人であれば、それほど差は出ません。
それぞれの人で大きく差が出るのが『考え方』です。
特に面接で必ず聞かれるこの2つの対策は必須なので、しっかりと準備しましょう。
- 自己PR
- 志望動機
自己PRをしっかりと考える
面接が始まると、まず聞かれるのが長所や短所などの自己PRです。
雰囲気を和ませるアイスブレイクの意味も若干含まれていますが、すでにここから採点は始まっています。
本気で就活に取り組んでいる人であれば、ここをつまずくことはありません。
みなさんそれぐらい真剣に対策してきます。
ここで大きくつまずかないように、しっかりと準備して臨むようにしましょう。
既卒の就職活動でアピールしていい自己PRと強み!私が実際に使った例文
志望動機
自己PRより厄介なのが志望動機です。
自己PRは一度考えると使い回しができますが、志望動機は違いますよね。
一社一社でそれぞれ考えなければなりません。
これは本当に面倒です。
- なぜこの業界なのか
- 競合他社と比べて、なぜこの企業なのか
- ここで何ができるのか
- ここで何がしたいのか
こういったことを対策していかなければなりません。
既卒(ニート・フリーター)の就活は志望動機が大事!実際に私が受かった例文でコツを解説
就活サイトや転職エージェントを利用する
最後に、既卒の就活を成功させるにおいて一番大切なことを紹介します。
それは
就活サイトや転職エージェントを利用する
ということです。
既卒の就活で苦労したことの一つに、孤独だったことが挙げられます。
- 履歴書の書き方はこれでいいのか
- 面接で何を聞かれるのか
- 面接での答え方はこれでいいのか
就活を一人でやっていると、これらのことで悩んでばかりです。
私も就活を始めた当初は一人でやっていたので
何が正しくて、何が間違っているのか
これすらも分からない状態でした。
きっとこれを読んでいるあなたも同じような状況だと思います。
そこで利用するのが就活サイトや転職エージェントというものです。
これを利用することで
- 求人の紹介
- 履歴書対策
- 面接対策
- その他就活の相談
こういったことを全て無料で行ってくれます。
私が就活を振り返って、唯一後悔していることが
この就活サイトや転職エージェントを始めから利用しなかったことです。
1〜2週間経ってから利用し始めたのですが
一人で就活していた時より圧倒的に濃密な対策ができました。
これは時間を無駄にしないためにも始めから登録しておくべきだったと今では思います。
私が紹介するサイトは全て無料であなたの就活をサポートしてくれます。
無料なので、まずは登録してみてください。
「就職する!」と決断したあなたが、まずはじめに行うべきことが就活サイトへの登録なのです。
私が利用した就職サイトおすすめ4選
一言で就職サイトと言っても近年は多くの企業がこの業種に参集してきています。
そのため良いサイトもあれば、あまり質の良くないサイトもあります。
ここからは私が実際に利用してオススメしたい就職サイトを4つ紹介していきます。
本当は3つあるいは5つとキリがいい数字でお勧めしたかったのですが
自分が使って本当に良かったものだけを紹介したかったので中途半端ですが4つとなりました。
就職サイトは複数登録しよう
4つの就職サイトを紹介する前に大前提として、就職サイトには複数登録することを強く推奨します。
その理由は幾つかあります。
- 求人のチャンスが増える
- 自分に合った就職サイトを見つけることができる
- 多くの人のアドバイスを聞ける
この中でも、やはりその就職サイト独自経由で求人が届くことも多々あります。
登録しているだけでこういった求人を紹介してくれることもあるので、邪魔にならない程度には複数個登録しておきましょう。
それでは私が実際に利用したお勧めのサイトを4つ紹介していきます。
マイナビジョブ20’s
最初は皆さんもよく知っているマイナビです。
その中でも既卒や第二新卒など20代向けのサービスがマイナビジョブ20’sです。
なんと言っても知名度が高いので、多くの企業からの求人が届きます。
私自身もマイナビジョブ20’sをメインに利用していて、内定先もこのサイト経由です。
アドバイザーと言われる私たちにアドバイスを送る方の質も、かなり高い印象を受けました。
そのため、このサイトが一番のおすすめになります!!
登録すると多くの求人を見ることができ、すべて無料なのでぜひ利用してみてください。
ウズキャリ既卒
ウズキャリ既卒が何よりもオススメできるポイントとして既卒専門であるということが挙げられます。
もちろん第二新卒の方も利用することができるのですが、既卒をメインにしています。
扱っている求人も大手企業から中小、ベンチャーなど幅広く、既卒でもあらゆる可能性にチャレンジできる環境が備わっています。
私もウズキャリ既卒を利用して中途採用の内定をもらうことができたので、ぜひ利用してください。
ウズキャリを利用した時の体験談はこちら
既卒がウズキャリに行ってきた!評判・口コミと実際に利用してみた感想
地方に住んでいる方もメールやSkypeでサポートを受けることができるので心配無用です。
ハタラクティブ
ハタラクティブに行ってみて一番良かったことが、「中卒でも高卒でも20代ならいくらでも就職できる」と言って私を安心させてくれたことです。
ハタラクティブに登録することで、どのような経歴の方でも就職できるように担当の方が尽力してくれます。
また、営業以外にも多くの種類の職種があるので、自分のやりたいことを見つけやすい環境にありました。
自分の学歴や能力に自信がない方にとっては、ハタラクティブは必須のサイトになります。
JIAC(ジェイック)
ジェイックのいいところは私たち既卒にビジネスマナーを教える講義が充実していることです。
中途採用で入社すると、どうしてもプレッシャーに感じてしまうことがあります。
入社してからは、新卒採用よりもそういったマナーを教えてもらう機会は少ないでしょう。
そういった時にしっかりビジネスマナーの講座を受けておくと大きく違います。
また、当然ながらこのようなマナーは面接でも見られている部分になるので、アドバンテージにもなります。
こちらも無料で登録できるので、ぜひ利用してみてください。
既卒の就活のQ&A
ここからは既卒の就活において、気になるであろうことや
私自身が実際に疑問だったことなどをまとめておきます。
ハローワークや大学の就職課はどうなの?
ここまで就職サイトや転職エージェントに登録することを勧めてきました。
そこで一つ疑問に思うことがあるでしょう。
ハローワークや大学の就職課を利用するのはどうなの?
これに関してはオススメしません!
私も既卒の時に両方とも利用してみましたが、どちらも行くだけ時間の無駄だったと考えています。
その時の体験談を紹介しておきます。
既卒ニートがハローワークに行ってみた!就活のやり方と求人を知る方法!
既卒の就職活動で大学の就職課、キャリアセンターを使うべきでない2つの理由
既卒の入社時期はいつ?
既卒の就活を始めるうえで
いつから働くことになるんだろう?
と疑問に思っている方もいるでしょう。
新卒採用=主に翌年4月、まれに10月のところも