コロナ禍で就活失敗した時の末路とは?必ず学生のうちに就職するべき4つの理由とは

新卒採用

コロナウイルスが就活市場に与える影響は大きく、採用イベントの中止や面接日程の先送りが目立つようになりました。

中には採用自体を控える企業も多く、就活中の人にとって厳しい状況が続いています。

この状況下で就活に失敗して既卒になってしまうと、その後の就職がしづらく、ニートやフリーターとしての道を歩むことになりかねません。

今回は、学生のうちに就職するべき理由について詳しく解説します。

 

コロナ前の就活市場について

コロナウイルス台頭前の就活市場は、売り手市場でした。

就職を希望する学生よりも、人材を採用したい企業の方が多かったため、内定が決まりやすい状況にあったのです。

例年と比較しても安定した求人数があるため複数内定を得られる人も多く、十分に比較・検討した上で就職先を決めていく時間もありました。

 

コロナ禍の就活市場について

コロナ禍に突入してから、就職市場は一変しています。

2020年6月1日時点での新卒内定率は56.9%と、前年比の70.3%に対して13.4ポイントも減少しています。(※リクルートキャリア・就職みらい研究所調べ

当初予定していたよりも採用スタートや面接の時期を後ろ倒しにしている企業が多く、「3密」を避けて合同説明会や企業説明会も軒並み中止が相次ぎました。

企業によっては業績の悪化により新卒を採用することができず、派遣社員やアルバイト従業員を中心に雇用を打ち止めにするケースも出ています。

中には内定をキャンセルされた学生もおり、就活中の人にとって非常に厳しい状況であることは間違いありません。

 

既卒にならず、学生のうちに就職すべき理由4つ

コロナ禍のように就職が厳しい時代になると、新卒で無理に就職するよりも、卒業後に景気の回復を待って既卒として就職することを希望する学生が増えていきます。

しかし、必ず学生のうちに就職した方がその後のキャリアを広げやすくなるでしょう。

ここでは、その4つの理由について解説していきます。

 

・既卒での就活は予想以上に厳しくなるため

フレッシュで伸び幅のある新卒や、既にスキルがあるため即戦力として採用されやすい転職者と比較して、既卒としての就活は予想以上に厳しいものです。

「学生時代の就活に失敗した」「ニートやフリーター出身の人は避けたい」「目的意識がしっかりしていないから既卒になった」などのマイナスイメージを持たれやすく、面接を申し込んでも内定を得にくくなります。

そもそも既卒を選考の対象としていない企業も多く、書類審査で落とされることもあるため、自ら選択肢を狭めてしまうことになりかねません。

比較的内定の出やすい新卒のうちに、就職先を決めてしまうのがよいでしょう。

 

・履歴書に白紙期間を作らずに済むため

自分の履歴書は、転職によって追加されることがあっても、やり直して更新することはできません。

履歴書に白紙期間が生まれてしまうデメリットは思った以上に大きく、30~40代になって転職する際にも影響が出てきます。

留学、資格試験対策など、「この空白の時期にはどんなことをしていたのですか?」と踏み込んで質問された時にはっきり答えられるようであれば問題ありませんが、目的意識を持たないまま既卒になることは絶対に避けましょう。

 

・第二新卒として転職できる道が見えてくるため

万が一新卒で就職した先の企業に納得できず、短い期間で就活し直すことになった場合であっても、「第二新卒」として転職できる道が見えてきます。

既卒と異なり短いながらも職歴があるため、「最低限のビジネスマナーは身に付いている人」として評価してもらうことができます。

4月にある一斉入社の時期とはズレたタイミングでフレッシュな人材を採用したい企業に重宝されやすく、第二新卒には一定のニーズがあります。

既卒と第二新卒の違いを調べた上で、卒業後の数年をどう過ごすか考えておきましょう。

 

・就活仲間と共に動くことができるため

新卒で就活をする場合、友人同士で自己分析の結果を報告し合ったり採用情報の交換をしたりできますが、既卒での就活は基本的に自分1人で行います。

今以上に情報収集を余念なく行いアンテナ高く生活しなければいけないため、どうしても気疲れしてしまう人も出てくるでしょう。

転職サイトや転職エージェントを上手く利用すれば回避できるポイントでもありますが、自分のモチベーション維持のためにも新卒で就職するのがベストです。

 

【まとめ】コロナ禍で既卒になるリスクを知っておこう!学生のうちの就職がベストです。

コロナウイルスの影響により、新卒、既卒、第二新卒、転職者といった全ての人たちが厳しい就活市場に身を置いています。

ただでさえハードな状況下において、既卒になってしまうことは何よりも避けるべきことだと覚えておきましょう。

キャリアセンターや就職情報サイトを上手く利用しながら、スピードも重視しつつ色々な企業の選考にチャレンジしていくことができれば、内定への道のりも短縮できます。