大学を卒業して既卒になって焦っている方は多いでしょう。
在学中に就職活動をしたものの、思っていたように内定を得られなかった人
あるいは在学中に就職活動をしてこなかった人
いろいろな形で既卒になった人はいます。
私自身も就職活動をせずに大学を卒業することで1年間ニートやフリーターとして生活をしていました。
そして、このような既卒に一度なってしまうと就職活動は厳しいという情報が世の中には溢れています。
そして、実際に既卒として就活をした私に言わせると
それはまぎれもない事実でした。
ただし、既卒歴が半年、1年、2年の人はまだまだ就職を諦める必要はありません。
これらの時期にしかできない戦略的に就活をする方法があります。
私はこのやり方で複数の企業から内定をもらい、自分が最優先にしていた
- 本社が私の地元である大阪にある
- 残業時間が少なくホワイト企業
これら2つを満たした、上場している大手企業に就職することができました。
就活をしている最中は当然多くの企業から不採用通知が届き、つらい時期でもありました。
ただ、逆に在学中に就活をしていればこれだけの企業から内定をもらえていた自信はありません。
そして、このような自分の希望にマッチした企業と出会うことはなかったかもしれません。
そう考えると既卒になってよかった一面でもあります。
皆さんにも是非そのような人生を送って欲しいと思い、今回は私が行った就職のやり方を説明していきます。
年齢が若い、既卒歴が短い方が就職に有利
まず大前提として、既卒の就活では年齢が若い人や既卒歴が短い人の方が断然有利になります。
そのため既卒2年経った人より半年の人の方が当然有利になります。
これはこれら2つの面からこのように言えます。
- 採用が出やすい
- 多くの企業を受けられる
つまり、年齢が若いor既卒歴が短い人の方が、就活では多くのチャンスがあります。
そして評価もされやすいということなのです。
既卒半年、1年目、2年目はまだ大逆転して希望の就職を見つけられる可能性が大いにあります。
就活を悩んでいる人はこれを機にすぐに動き始めるようにしましょう。
既卒3年以内は新卒採用が受けられる
既卒3年以内の人であれば中途採用以外にも、新卒採用が受けられるというメリットがあります。
そのため既卒半年や1年、2年の人はこれを受けられるチャンスがあります。
ただし、ここで3年の人をあえて挙げなかったのには理由があります。
新卒採用というのは基本的には3月〜6月ごろに内定はほとんど出てしまいます。
もし既卒3年目でも、この時期を過ぎていれば新卒採用を受けても内定をもらえることは限りなく低いでしょう。
6月を過ぎて夏〜秋にかけて新卒採用を行う、秋採用というものもあります。
ただ、この秋採用は採用される枠が極端に少ないのです。
そしてこの秋採用を応募する人たちは
- 4回生で留学をしていた
- 公務員試験に落ちて民間企業に切り替えた学生
- 3月〜6月で内定をもらえなかった学生
このような層の人たちがわずかな採用枠をかけて争う形になります。
ここに既卒3年目が飛び込んでも、よほどの能力がない限り採用されることはないでしょう。
そのため、新卒採用を受けられるのは翌年の3月ごろからになるのです。
戦略的な就活とは
ここまでで、既卒は少しでも早い段階で就活を始めようということと、既卒3年以内であれば新卒採用が受けられることが理解できたと思います。
そしてここからが本題です。
私が大学を卒業した翌年の1月から行った就活の方法をまとめていきます。
まずは中途採用を受ける
私は既卒になって、卒業して半年ぐらい経った10月ごろから就職について本格的に考えるようになりました。
そして、ちょうど翌年の1月から始めようと決意したのです。
結果的にこれが正解だったと言えます。
まず先ほど新卒採用は3月ごろがメインになるという説明をしました。
そのため、この1月というのは新卒採用はほとんどの企業で行なわれておらず、せいぜい冬のインターンがあったというところでしょう。
そのため、私はこの1月から中途採用を受けました。
この時はアルバイトを辞めていたことから短期間に集中して多くの企業の面接を受けに行き、複数の企業から内定をもらうことができたのです。
そして、重要なことがこの新卒採用が行われる前の時期に中途採用を受けたことです。
この時期に受けることで私が得られたメリットがあるのです。
内定を持ったまま3月から新卒採用を受けられた
先ほど説明したように私は学生時代に就職活動をせずに大学を卒業しました。
そのため中途採用で希望の企業から内定をもらえたのですが、新卒採用を受けてみたいという気持ちも強くありました。
そのため、中途採用で内定をもらった企業に「入社するのを7月まで待って欲しい」とそのまま自分の気持ちを伝えました。
その企業からは受け入れていただき、私は3月から新卒採用に臨むことができました。
もちろん、これはすべての企業に当てはまるわけではありません。
むしろこのように受け入れてくれる企業というのは非常に稀でしょう。
ただし、このような条件を受け入れてくれる企業があるのも事実なのです。
もし、この条件を受け入れてもらえなかった場合は、その企業に入社するつもりではいました。
「それぐらいここに入りたい気持ちが強い、だけど後悔しないために新卒採用にチャレンジして納得した人生を歩みたい」
というのが伝わったのだと思います。
その結果、私は内定を持ったまま新卒採用を受けることができ、受けた企業もみんなが知っているような大手企業ばかりでした。
そのため在学中ならチャレンジもしないような業界最大手の企業を含め2つの企業から内定をもらうことができたのです。
ただ結局は最初にお話しした、
- 地元に残りたいという気持ち
- ホワイト企業であること
あとは自分を必要としてくれていると強く感じたことから、中途採用で内定をもらっていた企業に入社することにしました。
ただ、中途採用で内定を持ったまま新卒採用に臨めたことで、これまで考えたこともないような大手企業をたくさん受けることができたのです。
そして、実際に内定をもらえたことは今でも強く自分の自信になっています。
中途採用で面接慣れができた
1月から中途採用を受けたのですが、正直何から始めていいのかわかりませんでした。
そのため無料だったこともあり転職エージェントというものを利用し、求人や履歴書の書き方などを徹底的にサポートしてもらったのです。
それによって希望の条件を伝えることで先ほどの企業と出会うことができましたし、面接対策も一緒にしてもらうことができました。
そうすることで中途採用に励んでいる段階で、転職エージェントのサポートもあり面接慣れをしていたのです。
その甲斐もあって新卒採用に臨んだ時にあまり緊張することもありませんでした。
またフィードバックをいくつかの企業にしてもらった際には「プレゼンテーション能力が高い」というのは必ず言われるまで面接が得意になっていたのです。
そのため、中途採用で面接を受けておくことで新卒採用で学生たちにも負けない強みができていたのです。
3月から新卒採用を受けよう
これまでに中途採用を受けていておくことで、新卒採用を受ける際に有利に進められることを説明してきました。
そのため中途採用を受けた後は3月ごろから新卒採用を受けていきましょう。
先ほど説明したように結局は中途採用で内定をもらった企業に就職しましたが、この新卒採用で多くの大手企業を受けることができたのです。
そのため、3月までに中途採用を受けておいて3月から新卒採用を受ける。
これができるのが既卒半年、1年目、2年目の人たちの最大のメリットなのです!
中途採用を始める際の注意
これまで、3月までに中途採用を受けておきましょうという説明をしてきました。
実際に私はあまり考えていなかったから、キリのいい1月から中途採用の就活を始めました。
しかし、これは私がアルバイトをしていなかったから短期集中で取り組めたことなどが上手く重なり、たまたま成功したと言ってもいいでしょう。
中途採用は早い人であれば1〜2ヶ月で内定をもらえますが、既卒の中途採用は全員がこのようにスムーズにいくわけでもありません。
資格の有無や、能力、学歴によっていくらでも差は生まれます。
そのため、まずは今すぐ中途採用を始めることを強くお勧めします。
私もこの情報を知っていれば就活を本格的に考え始めた10月ごろから中途採用を始めていたでしょう。
新卒採用から逆算して中途採用を始めることは、中途採用が思ったように進まなければ全てが失敗になってしまう可能性があります。
そのため、まずは今すぐ中途採用に全力を注ぎ、そこから新卒採用の都合を考えるというやり方にしましょう。
詳しい中途採用の就活のやり方についてはこちら
【既卒の就活のやり方】ニートがホワイト企業に就職した方法を徹底的に伝授します