就活やキャリアビジョンを考える上で、「自分がどんな仕事をしたいか」を重視する人は多いものです。
しかし、やりたい仕事が見つけられない、思いつかない、という人もいるのではないでしょうか。
今回は、やりたい仕事が見つからない理由や見つけるための方法について解説していきます。
やりたい仕事が見つからない理由
まずは、やりたい仕事が見つからない理由について分析してみましょう。
・どんな仕事があるかあまり知らない
世の中にどんな仕事があるか、あまり知らない場合は働くイメージを抱きにくくなります。
コンビニやスーパーなどの小売業、美容師やレストランなどの接客業など、普段の生活で関わることの多い職業はイメージしやすいものの、小売業を支える食品メーカーや運送業、美容院やレストランを作る建築業や広告代理店などが思い浮かばないこともあるでしょう。
・自分の中で優先順位が決まっていない
業種を重視するのか、職種を重視するのか、給料、福利厚生、通勤時間など、何を優先して就活したいか決まっていない場合も迷いがちになってしまいます。
反対に、これが決まっていればエントリーしたい企業をピックアップしやすくなります。
・他人の意見や目線が気になってしまう
親戚や友人からどう思われるかが気になって、エリートイメージのある企業に就きたいと考えている場合は志望動機が固まらないこともあるでしょう。
大企業やホワイトカラー職種にとらわれず、自分がどんな働き方をしたいかで企業を選ぶのもおすすめです。
・条件を絞りすぎている
給料もよく、福利厚生も充実していて、賞与は2ヶ月分以上で、若い年代が多くて…とどんどん希望条件を加えてしまうと、該当する企業も少なくなっていきます。
そうするとどの企業の求人情報を見てもピンとこず、「やりたい仕事が見つからない」という状況に陥ってしまいます。
本当に妥協できないポイントがどこなのか、もう一度考えてみるとよいでしょう。
・就職を怖がりすぎている
入社した企業がブラックであった場合や、仕事での成果、職場の人間関係、プライベートとの両立など心配になることが多すぎて、そもそも就活に対してのモチベーションを維持できていない可能性もあります。
「本当に就職したいのか」という自問自答に悩まされるあまり、「やりたいことなんてない」と考えているのかもしれません。
身近な社会人に話を聞いたり、OB訪問をして働く人の生の声を聞いたりすることで、不安を解消していきましょう。
やりたい仕事を見つける方法
次に、やりたい仕事を見つける方法について紹介していきます。
・自己分析に時間をかける
自分は仕事に何を求めているのか、どんなポイントを優先したいのか、5年後10年後にどんなキャリアを積んでいたいのか、徹底的に自己分析してみましょう。
自分の中での「軸」を見つけることができれば、企業選びはもちろん、面接も突破しやすくなります。
・世の中にある仕事の種類を調べてみる
転職サイトや転職エージェントを利用して、業種や職種の一覧を覗いてみましょう。
または、仕事百科や職業図鑑を読んでみるのもおすすめです。
自分が今まで知らなかった仕事を知ることで、興味が出てくるかもしれません。
・人の手を借りる
親戚、友人、エージェントなどの力を借りて、自分に合った職業をピックアップしてもらってもいいでしょう。
適職診断やタイプ別診断を受けるのもおすすめです。
自分の適性が分かれば入社後も長続きしやすく、キャリアやスキルの向上に役立ちます。
・消去法で考える
どうしても就職したくない分野だけを外し、それ以外のものについては積極的に面接を申し込んでみるのも1つの手です。
悩むよりもまず行動!と思えるタイプには非常に向いている手法です。
・自分の好きなものを中心に考える
ゲームが好きであれば、ゲームの企画会社、制作会社、それを宣伝する広告代理店、販売する小売業などが視野に入ります。
このように、自分の好きなものを中心に据えてどんな職業があるか調べてみるのもよいでしょう。
・過去の成功体験から考える
自分が過去どんなことを成功させてきたか、どんなことをした時嬉しく思ったかを思い出し、それに近い職業を選ぶことができればモチベーション維持にも役立ちます。
仕事で達成感を得ることができれば、日々の生活も楽しくなります。
【まとめ】まずは自分と仕事のことを知ろう!転職サイトを上手く利用するのが◎
やりたい仕事を見つけるためには、自分が仕事に求める「軸」をはっきりさせた上で、それに合う職業を全てピックアップしていくとよいです。
さまざまな業種・職種の求人が掲載されている転職サイトを利用し、自己分析を進めていきましょう。
希望に合う企業を見つけることができれば、面接対策もしやすく、モチベーションも自然と上がっていきます。
後悔しない就職をするためにも、事前準備が大切です!