これまで働いたことがないフリーターやニートの方で
就職活動をどのように初めていいのか分からない方は多いのではないでしょうか。
私も既卒の時にこれに大きく悩まされました。
いざ就職しようと決意してもやり方が分からなければ、何から始めていいのかも分かりませんよね。
そんな中で利用出来るサービスとして一番最初に思いつくのはハローワークでしょう。
ハローワークとは国が運営している就職支援サービスで主にこのようなサービスを提供しています。
- 就職の相談
- 求人の掲載
- 面接対策
私自身もこのハローワークを利用したことがあります。
しかし、既卒が就活をするにおいてハローワークを利用することはオススメしません。
時間の無駄になってしまうでしょう。
- ハローワークに行ってきた体験談
- ハローワークのメリット
- ハローワークのデメリット
これらを踏まえて、なぜハローワークをオススメしないのかまとめていきます。
既卒の就活のやり方は分かりにくい
冒頭で少し触れたように、私も以前は既卒でした。
大学生の時に就職活動をせずに卒業したからです。
そんな私がハローワークに行ってみた理由は一つです。
そうです。就職のやり方が分からなかったからです。
ネットで「既卒 就職」などと調べると必ず中途採用を受けるべきという風に出てきますよね。
ただ、もう一つ
既卒3年以内であれば新卒採用も受けることができる
という風に書いていることもあります。
しかし、そのほとんどが「既卒の新卒採用は極めて難しい」という内容ばかりでした。
そこで私はハローワークに行って、とりあえずこれが本当なのかどうかを確かめたかったのです。
既卒の就活のやり方についてはこちらで詳しく書いています。
中途採用も新卒採用も受けた経験があるので、ぜひ参考にしてください。
【既卒の就活のやり方】ニートがホワイト企業に就職した方法を徹底的に伝授します
ハローワークに行ってみた
そして、どのように就職活動をするかを一緒に決めてもらおうと思い、大阪の梅田にあるハローワークに行ってきました。
その時にハローワークで言われた内容や実際に行ってきて感じたメリットやデメリットについて説明してきます。
まずはハローワークで登録をする
まずハローワークに着くと初めての人は受付にて下記を登録する必要があります
- 名前
- 住所
- 職歴
その後、受付にて「どのような理由で来られたのですか?」と聞かれます。
私の場合は既卒の就職活動のやり方を知りたかったので
「相談したいことがありまして…」
といった流れで進みました。
そうすることで1対1の面談形式で何でも相談することができます。
受付では番号を渡されます。
そして相談や簡単な面接対策をしてくれるブースがたくさん並んでいるので、そこで自分の番号を呼ばれるのを待つという形になります。
ハローワークで相談してみた
そこで聞いた内容はやはり
「既卒の新卒採用ってどうですか?」ということがメインになりました。
そしてもう一つ「中途採用ならどんな企業がありますか?」ということも聞いてきました。
質問1:新卒採用について
既卒の新卒採用に関して聞いた時は、あまり前例がないような反応を受けたのが印象に残っています。
それでも「制度としては可能ですよ」といった説明でしたね。
これは厚労省の方から認められていることなので、予想通りではありました。
ただ、この時期はハローワークには新卒用の求人が来ておらず、4月以降でないとハローワークでは新卒の応募はできないらしいです。
そのため、既卒が新卒で応募する場合でもリクナビやマイナビを使って就職活動を始めるのが一番効率がいいでしょう。
4月にはエントリーシートの提出期限が終わっている企業も多くあります。
新卒採用を考える人は4月からハローワークを利用しても遅いでの注意!
質問2:既卒の就活は厳しい?
次の質問は
「既卒の就活ってぶっちゃけ厳しいですか?」
という内容です。
これに対する答えは
「厳しいけど、優秀なら採ってくれるんじゃないかな」
というYes!ともNo!とも取れる、なんとも言えない感じでした。
中途採用に関しては実際に応募がある企業を見ることができたので
自分がどのような職業あるいは職種に就きたいのかを話ししながら求人を見せてもらいました。
ただ、噂では聞いていましたがハローワークにある求人は基本的にブラックばっかりです!
詳細は後で説明しますが、残念ながら私が見せてもらった求人で魅力的に感じたものは一つもありませんでした。
ハローワークに行くメリット
このような感じで相談が終わり、結局私は中途採用も新卒採用も両方受ける決意をしました。
順番としては中途採用→新卒採用です。
その後も3回ほどハローワークで相談や面談の練習をさせてもらったので、そこで感じたメリットについてまずは説明していきます。
不安はある程度消える
ハローワークに行くまではネットだけで情報を集めていたので、漠然とあった不安がありました。
きっとあなたもそうですよね。
ハローワークから、
既卒でも新卒採用を受けることができる
という内容を聞くことで少し勇気が出たのも確かです。
ただ、とりあえず挑戦してみようと思うきっかけになったので、その点にはすごく感謝しています。
また、新卒採用のやり方や面接でどう言ったことを聞かれるのか
それ以外にもちょっとした愚痴も聞いてくれて相談することができるのがハローワークの良い点でした。
独自の求人がある
2つ目はハローワークには求人があることです。
ハローワークにしかないものなどもあるようです。
新卒採用の求人は4月からしか見れないということでしたので、確認はしていませんが
中途採用でも数多くの企業の求人がありました。
この中の求人に応募するときはハローワークの職員さんに伝えることで企業と繋いでくれるので、そういった点もメリットになります。
(理由は後述するので読み進めてください。)
ネットなどで求人を見つけられない人はハローワークを利用してみてはという程度ですね。
イベントがある
3つ目は企業説明会や合同説明会などのイベントがあることです。
- 就職したいけどどこの企業に行きたいのか分からない
- 求人に書かれている内容以上のことを知りたい
こういった時には、このようなイベントがあるのはいいだろうなと思います。
私は参加したことがありませんが、毎週のようにイベントがあります。
興味があれば、それを伝えることで参加することができます。
何をしていいか分からない!
こういった方には、参加することで働くことをイメージすることができるのでオススメです。
ハローワークのデメリット
ここまで私が実際にハローワークに行って感じたメリットに関して説明してきましたが、当然デメリットもありました。
むしろメリットと比較するとデメリットの方が多かったという印象です。
人によって違いがある
一番強く感じたことが
同じ内容を相談した時でも人が違えば、その人によって話す内容が大きく違うことがある点です。
これはかなりひどかったです。
新卒採用に関して前回の回答ではなんとも言えない感じでしたので、もう一度別の方に同じ質問をしてみたのです。
すると
あっさり「採用されることはないと思うよ」と言われてしまったのです。この時はすごく衝撃とショックを受けました。
そのことがあり、3回目でまた別の人に同じ質問をしてきました。
その時は
「企業側になって考えてみると既卒を採用するメリットってないからね」
と言われたことが強く覚えています。
ここで大きくやる気を失くしました。
ただ、4回目にここで否定的なことを言われたら諦めようと思って最後のつもりでもう一度同じ質問をしました。
すると話をしている中で
「君なら頑張ったら内定取れるかもしれないね」
と言ってくれました。
既卒が新卒採用を受けるのは、前例が多くありません。
当然、採用されるのが厳しいからです。
それでも人によって考えや意見が大きく違うのは戸惑いを与えるだけにしかなりません。
それによって混乱や迷いが生じる場合もあるので注意が必要だと感じました。
ハローワークではこのような対策をすることが重要になってくるのです。
- 複数の人に聞いて情報を取捨選択する
- 最終的には信頼できる人を一人見つける
必ずしも正確ではない
これは先ほどと重なる部分も多いですが
ハローワークの人が必ずしも正しいわけではありません。
そのため何でも鵜呑みにするのはやめておきましょう。
確かに的確なアドバイスや対策をしてくれることもありますが、ハローワークの人が必ずしも正解を持っているわけではありません。
例えばエントリーシートの添削をしてもらったとしましょう。
エントリーシートは基本的な書き方は決まっているものの
- 具体例を出した方がいいのか
- もう少し抽象的に書いた方がいいのか
こういったことは企業や場合によって分かれてきます。
そのためハローワークの人にアドバイスをもらったことで、逆にESで落ちてしまうことだって当然あると考えておく必要があります。
これは何もハローワークだけでなく大学の就職課でも言えるでしょう。
他にも面接対策をしていて
「ん?なんか聞いてくることズレてるかも」
と感じたこともありました。
就職活動に関して間違ったやり方というのはありますが
これをしていれば必ず内定が出るといった正解のようなものはありません。
そのためハローワークの人が言ったことがすべて正しいわけではないと考えておくことが大事になります。
求人がブラック
そして、最後のデメリットがハローワークに掲載されている求人がブラックなものばかりという点です。
これは多くの方が気になる部分だと思います。
そのためはっきり言っておきます。
本当にブラックばかりで驚きました!
まず給料が安すぎます。
そして休みも少ない。
求人の段階でブラックだと分かるものは、実際に働くともっと過酷な環境であると簡単に想像出来るはずです。
ハローワークの求人がブラック企業ばかりな理由
ハローワークにブラックの求人が集まるのには理由があります。
それは企業側は無料でハローワークに求人を掲載することができるといことです。
ハローワークは国が運営しているため、企業側からも就職活動中の人からもお金は受け取りません。
ということは求人が多い一方で
お金があまりない企業でも簡単に求人を行うことができるということなのです。
そのため求人は地元の中小企業か人材不足の企業がメインになっているのです。
もちろん優良企業がゼロなわけではありません。
しかし数多の企業の中からそれらを見つけるのも難しいでしょう。
ハローワークではなく、就職サイトを利用しよう
今回は私が既卒であった時に実際にハローワークに行った体験談を説明してきました。
そして、やっぱりハローワークを利用するのはお勧めできません。
それはメリット以上にデメリットの方が大きいからです。
そのため同じように私たち既卒が無料で行える就職サイトというものを利用するようにしましょう。
就職サイトはブラック企業が少ない
就職サイトというのは、ハローワークと違って企業が運営しています。
まずは就職サイトの特徴を挙げます。
- 既卒(求職者)は無料で利用出来る
- 求人を掲載している企業からお金をもらう
つまり就職サイトを利用している企業は採用にお金をかける余裕があります。
当然ながらそういった企業の方が待遇がいいのは間違いありません。
ジリ貧な企業はここにお金を使う余裕がありませんからね。
私も就職サイト経由でホワイト企業に就職しました
私は既卒の経験を経て、今ではホワイト企業に勤めることができています。
それは、ハローワークではなく就職サイトを利用したからです。
就職サイトに登録することで、自分に合った企業を紹介してくれます。
また、相手の企業からスカウトされることもあるのです。
そういった企業の中から、少しでも自分の希望に合う企業を見つけることでホワイト企業は見つけることができます。
もちろん、大手企業の求人もたくさん掲載されています。
無料なので、まずは登録して面談するところから始めてみましょう。