インターンシップは、就業前に会社で実際に仕事ができる制度として近年特に注目されています。
新卒で就職を目指す現役の学生が参加するイメージが強いかもしれませんが、実は既卒でもインターンに参加することが出来るということをご存知でしょうか。
今回は、既卒がインターンに参加する方法や、参加の際のコツ、本当に参加するべきかどうかについて確認していきましょう。
既卒がインターンに参加する際の方法
早速、既卒がインターンに参加するための申し込み方法について確認していきましょう。
インターン専用のサイトに登録する
インターンに参加することが目的であれば、一番手っ取り早いのがこの方法です。
その後の就職に有利かどうかは置いておいて、インターンに参加したい企業があるのであれば
こういったサイトに登録することで申し込みをすることができます。
具体的に3つほど紹介しておきます。
JEEK : 非常に知名度が高く、多くの企業が掲載されています
インターンシップガイド :全国47都道府県のインターンの情報が掲載されています
キャリアインターン : 短期から長期まで幅広くインターンの情報を扱っています
転職サイトや転職エージェント経由で申し込む
多くの求人情報を取り扱う転職サイトや転職エージェントでは、インターン情報を掲載している場合もありますのでそこから申し込むことが可能です。
必ずしも転職サイトにインターンの情報が扱われているわけではありませんが、既卒がインターン参加するにおける具体的な相談に乗ってもらうことも可能です。
最大の特徴は、掲載企業数は多いため一度に多くの会社を比較できるという点にあります。
「働きたい業界や職種は決まっているけれど具体的な会社名までは思いつかない」という人がインターン情報を探す際は、こうしたサイトを利用するのが効果的でしょう。
私がニート時代に利用していた転職サイトを紹介しておきますので、ぜひ活用してみてください。
既卒にオススメの就活サイト4選!内定者が実際に利用したサイトを紹介
会社のHPや採用特設サイト経由で申し込む
企業が独自に保有している採用特設サイトにインターン情報が掲載されていることがあり、そこから申し込むことも可能です。
特徴として、一度に複数人同時募集をかけている大企業に多い傾向があると言えます。
働いてみたいと思う具体的な企業名が挙げられる場合は、直接申し込んでみるのもいいでしょう。
ハローワークや大学のキャリアセンター経由で申し込む
ハローワークや大学のキャリアセンターでもインターン情報を受け付けている場合があります。
現役学生が利用するイメージの強いキャリアセンターですが、中には卒業後〇年以内であれば利用できる、としている学校もありますので、自分の卒業校の情報を調べてみるといいかもしれません。
窓口の担当者と相談しながら申し込むことができるメリットがあるため、相談しながら決めたいという人には特に向いている方法です。
既卒がインターンに参加する際のコツ・注意点
インターンに参加する場合、特に気を付けておきたいポイントについてまとめました。
既卒特有の「落とし穴」についても紹介していきますので、一緒に確認していきましょう。
いかに自分のスキルをつけられるかを重視すること
インターンは「職業体験」をするための場でもありますが、ただ体験するだけで終わってしまってはあまり意味がありません。
楽しい職場だった、社員同士の仲が良さそうだった、仕事内容がよく理解できた、というだけではその後の就職活動に活かすことが出来なくなります。
インターン先の企業に必ず就職できるとも限りませんので、他社の面接を受けるとなった場合でも、インターンの経験が生かせるかどうかを検討しておくのがよいでしょう。
アルバイトとの差をしっかり意識すること
ただインターンに参加して働くだけでは、時給で働いて給料をもらうアルバイトと同じになってしまいます。
その会社の雰囲気を見てみたいだけであれば、アルバイトで働ければ十分だと考えましょう。
なんのためにインターンに参加するのか、インターンに参加することで何を得たいのかを明確にしておくことで、「ただ体験しただけ」という状態に陥らずに済みます。
目の前の仕事に必死になりすぎないこと
与えられた仕事に一生懸命になるのはいいことですが、仕事をするためだけでインターンに参加するわけではないと心得ておきましょう。
業務効率を向上させたり、会社の意思決定がどう進んでいくのかアンテナ高くチェックしたり、同僚や取引先と良好な関係を築くためには何が大事なのかを探ったり、「仕事内容」以外の点で学ぶことも需要です。
その会社以外でも役立つ考え方を身に着けることができれば、インターンに参加した意義が出てきます。
既卒はインターンに参加するべきではない!3つの理由をチェックしよう
インターンは、「会社の雰囲気が分かる」「スキルを身に着けることが出来る」「入社後のミスマッチを避けられる」など、メリットが多いものです。
しかし、既卒がインターンに参加する場合、実はデメリットも多いということを知っておきましょう。
ここでは、インターンに参加することをオススメしない〇つの理由についてピックアップしていきます。
時間が勿体ない
フレッシュな新卒や、既に前職でスキルや資格を身に着けている転職者と異なり、既卒や第二新卒は就職市場において不利な境地に立たされることも多いものです。
年齢が上がれば上がる程不利になるため、インターンに参加する時間をそのまま就職活動に充てた方が効率的だと言えるでしょう。
インターンを終えてから各社の面接を受けていると、あっという間に1~2年が経過してしまう、ということも起こりがちです。
スキルが身に着かないインターンも多い
既卒がインターンに参加する上で最も重要なのが、インターン中にスキルを身に着けることにあります。
その後の就職活動で有利になるようなスキルを得ることができれば参加する意義もありますが、誰にでもできる雑用を依頼するだけで「インターン」と銘打つ会社も少なくありません。
事前に見分けることはなかなか難しいので、最初から就職活動をしたり資格取得の勉強をしたりする方がよいでしょう。
インターン後に採用に結びつかないケースが大半
インターンからそのまま正社員採用を期待しているとしたら、一度立ち止まって考えましょう。
どんなに頑張って働いたとしても実際に採用に至るケースはかなり少なく、ほとんどが期間満了と共に終了となってしまいます。
結局就職活動はまた1から始め直しとなりますので、インターンにかける期間についてもよく検討の上で選びましょう。
既卒は早めの就活が鍵!早速面接の申し込みをしてみよう!
既卒が就職を目指す場合、大切なのは早めの面接申し込みです。
インターンは非常に貴重な体験ではありますが、就職した自分の会社で経験を積んでいくことでスキルも身に着きやすく、得られる実も多いでしょう。
年齢が上がる前に早めに就職することを第一目標に据えて、早速就職活動に踏み出すのが一番の近道です!