「既卒の就活でアルバイトをしたまま始めるべきですか?」
時々この質問を受けることがありますが、答えはNo!です。
確かにアルバイトをしていると、必要なお金も得ることができるので一見良いようにみえます。
ただ、私は既卒で就活をしていて内定をもらっていない方の就職出来ない理由に、アルバイトと並行して就職活動をしているのも一つの要因だと考えています。
それぐらい既卒がアルバイトをしながら就職活動をするのはリスクが高いのです。
それでは、どのようなリスクがあるのか、またどれぐらいリスクが大きいのか説明していきます。
既卒は就職活動中にアルバイトをしてはいけない理由
なぜ既卒が就職活動をする際にアルバイトをしてはいけないのか、それを説明してきます。
逃げ道になる
まず一つ目の理由はアルバイトというのはフリーターにとって、就職をしなくていい、あるいは就職を焦らなくていい逃げ道になります。
既卒の就職率の割合などは、就活に携わる各企業がデータを出していることがありますが、はっきり言うとこのようなものは当てになりません。
簡単にその理由を説明すると、既卒で就活をしている人の一体どれだけが本気で焦って就活をしているのでしょうか。
そこが明確にならないと適当に「就職できたらいいや」ぐらいの覚悟で就活をしている人も含まれているのです。
その理由は詳しくは別の記事で
そして、アルバイトというのはこのような逃げ道に使うことができるのです。
なぜならアルバイトさえしていれば死ぬことはありませんし、フリーターであれば今すぐ生活に困ることでもありません。
そのため「この企業が落ちても大丈夫」という考えは知らず知らずに働いてしまいます。
また、「そのうち就職できるだろう」という考えにも陥りやすくなるのです。
いつまでもアルバイトで生活していくのはリスクが大きいですし、経済的にも苦労していきます。
しかし、20代という若い年齢ですと、その現実を理解しているようで危機感を感じるところまでいっていないのです。
そのためアルバイトをしていると、自分が意識していないところで就職活動に対して真摯に向き合えていない可能性が大いにあるのです。
面接の予定が合わない
次に、アルバイトをしていると、就職活動中に企業の書類審査を通過しても面接の予定が合わない場合があります。
アルバイトの方を融通利かすことができれば問題はありませんが、アルバイトをしながら就職活動をしている人の方が就職活動というのは長引くことがあります。
その理由は先ほどの逃げ道になるという考えと、日程的に受けられる企業数が減ることが大きく影響しています。
そのため最初の1回や2回は融通が利くかもしてませんが、次第にアルバイトも就職活動も集中できなくなってしまう可能性もあります。
また当然ながら、企業というのは本気で入社したいと思っている人しか採用したくありません。
特に既卒というのは就職の意欲が低いという目で見られてしまいます。
そのため面接では志望動機を始めとした、いかにその企業で働きたいかということが重要になってきます。
しかし、「アルバイトがあるので面接の日程を変えてもらえますでしょうか」などと言ってしまうと、入社の意欲が低いと見られても仕方ありません。
アルバイトをしている身としては、こちらの都合もあると言いたいでしょうが、立場としては採用する企業の方が上と考えておきましょう。
そのため、アルバイトを理由に面接の日程を変更することは許されないと頭に入れておく必要があります。
就活は短期集中
そして、最後の理由ですがこれが一番重要だと私は考えています。
それは既卒の就活というのは中途採用で短期集中でやることが大事になってきます。
実際に私が既卒だった時も中途採用で就職活動していると、1ヶ月半の間に20以上の企業の面接を受けて複数社から内定をもらいました。
これぐらい短期で詰め込んで就職活動することで、内定は比較的簡単にもらうことができます。
人間は長引いてしまうとどうしても集中力は切れてしまいます。
だからこそ短期集中で多くの企業の面接を受けることで、面接慣れもしてくるのです。
そのため、既卒の方が本気で就職活動をしようとすると、アルバイトをしている時間というのは無いものなのです。
お金がない
それでもアルバイトをしているフリーターであっても、いざ就活をしようと思った時にお金がない場合もあります。
一人暮らしなどをしていると、普段から生活がカツカツの人もいるでしょう。
そういった時にどうするべきなのか、別の記事でお金がないニートやフリーターでも就活する方法をまとめているので、参考にしてください。
ニート・フリーターで金がない?それでも今すぐ就活すべき理由とその方法
既卒は少しでも早く就活するべき
そして、もう一つ既卒が就職するために重要なことがあります。
それは既卒は働いていない(正社員になっていない)時期が長ければ長いほど就職に不利になります。
その理由としては、やはり経験はないけど年齢は重ねていくというのが一番でしょう。
また既卒の期間が長いとどうしても働く意欲が低いとも見られてしまいます。
そのため既卒の就活は1日でも早く始める必要があるのです。
転職エージェントを利用して1ヶ月で内定をもらおう
既卒は少々無理をしてでも、今すぐにでも就職活動をするべきだと理解してもらえたと思います。
そこで、いざ就職活動を始めようとしても何から始めていいか分からない人も多いでしょう。
そういった場合は、まず転職エージェントに登録することをお勧めします。
私も既卒の就活で一番最初に始めたことが、転職エージェントに登録することからでした。
これは無料で利用することができ、これからどういった就活をすべきか具体的に相談に乗ってもらうことができます。
そして、希望の求人の紹介や書類の書き方、面接の対策まで全て無料で行ってくれるので、利用しない手はありません。
まずは登録して、現状を相談するところから始めてみましょう。