既卒の就活は志望動機が大事!実際に私が受かった例文でコツを解説

面接・書類対策

既卒の就活で最も苦労することが面接になります。

  • 既卒になった理由
  • 志望動機

やはり既卒の面接で聞かれることといえばこの2つがメインになります。

私も既卒で就職活動をして、いくつもの企業の面接を受けましたがこれら2つは必ず聞かれます。

ということは、この2つで他の面接受験者との差をつける必要があるのです。

 

また、書類選考では既卒になった理由に関して書く欄がなくても志望動機というのは必ずと言っていいほど書く欄があります。

それだけ重要な志望動機ですが、正直なところイマイチ書き方や答え方が分からない人が多いのではないでしょうか。

私も既卒で就職活動をしていた時期は「別にこの企業じゃなくてもいいからな〜」という気持ちもあったので、志望動機を書くのには非常に苦労しました

そして、残念なことに既卒になった理由や自己PRは一度考えてしまうと、ほとんど使い回すことができますが志望動機は使い回しができません

使いまわしていると「うちの会社じゃなくてもいいですよね?」と面接で聞かれた時に答えることができないのです。

そのため一社一社それぞれで考えていかなければなりません。

そんな厄介な志望動機ですが、私が既卒の就職活動をしていた時期に実際に使った例文とともに解説していきます。

 

書類では決められた文字数内で簡潔に(例文あり)

これは、誰もが知っているような東証一部上場の大手企業を受けた際の書類選考で実際に私が書いた志望動機です。

もちろん書類選考でしっかりと通過し、最終面接まで辿りついた企業なので例文として使っても特に問題はないでしょう。

 

(例)
私は科学技術によって日本のプレゼンスの向上を実現したいと考えています。
これはホームステイの受け入れを何度かした際に、「日本は昔ほどの力はない」と考えられていたことが起因となっています。
そのため、世界をリードする光学技術などを保有する貴社で実現したいと考えています。
貴社の事業で特に興味を持ったのはヘルスケア事業で、理由は2つあります。1つは私自身が学生時代に生物学について学び、その知識を少しでも活かせる状況であること、2つ目は再生医療など発展途上な事業にも参入していることです。
特に、2つ目に関しては市場がこれから拡大していくと予想されるため、営業の役割も大きく、お客様のニーズをくみ取り、開発部と連携してソリューションを生み出す力が求められると考えています。
そのため学生時代に培ったチャレンジ精神を活かし、貴社の営業として顧客の新規獲得や新規事業などにも取り組みたいと考えています。

まず一番はじめにざっくりと読んで気づいて欲しいことが、相手が企業だからといって無理して賢そうな言葉や難しい言い回しを使う必要がないということです。

そのため自分の言葉で表現出来る中で丁寧な表現をすれば基本的には問題ありません。

どうしても不安な方はハローワークや転職エージェントなどに無料で相談することができるので積極的に利用しましょう。

 

書き方は決まっている

また、志望動機や自己PRというのは書き方が決まっているので、それ通りに書けばそれほどおかしな文章にはなりません。

それでは順に解説していきます。

文章の構成としては

結論 → 理由・具体例 → 結論

このような形を意識するようにしましょう。

 

上の文章でも最初の一行で自分がその企業で何をしたいのかを一言で簡潔に表現しています。

ここはタラタラと長く書く必要はなく、同じような業界なら多少文章が被っても問題ないところです。

そして、次の文章からは最初の結論に対してなぜ自分がそう考えるようになったのか。そして自分がその企業で何をしたいのかをより具体的に自分のエピソードや企業の特徴を混じえながら書いていきます。

この場合ですとホームステイが一つのきっかけであったことで最初の結論を考えるきっかけになったと説明します。

そして、それに対してその企業で何ができるかという点で光学技術が同じ業界の企業よりも優れているという点で貢献できるという内容を、自分が生物学を学んできたエピソードと絡めて説明します。

そして最後に締めの結論としてより具体的にどのような職種で最初の一行目の結論を実現させるのかを書いていきます。

この時、私は自己PRを書く欄にチャレンジ精神のエピソードを書いていたので、それと上手く繋げるよう工夫をしました。

 

面接ではより深く聞かれる

上記の志望動機は書類での提出で400文字以内でしたので393文字とギリギリまで使って簡潔にまとめる必要がありました。

しかし、面接ではまた別です

「志望動機を教えてください」と言われた時に全く同じ文章を読むのではなく、より補足した内容や必要性の薄い部分は省きながら1分〜3分程度で喋られるようにしておきましょう

上の例ですと面接で聞かれそうなことといえば

  • ホームステイで具体的にどんなシチュエーションでそう言われたのか
  • その時にどう思ったのか
  • なぜ光学技術に魅力を感じたのか
  • 具体的にどのような製品やサービスに魅力を感じたのか
  • ヘルスケア事業以外にも興味はあるか
  • なぜ営業職なのか

簡単に挙げるとこの程度は答えられるように準備しておいた方がいいでしょう。

 

面接は丸覚えではダメ

このような質問をされた時にどのような返事をするのかというのは事前に企業について調べて、文章を作成などしていないと答えられない人がほとんどでしょう。

実際に私も一つ一つ来るかもしれない質問に対して文章をwordにまとめていました。

ただ、面接対策として絶対にやってはいけないことが、その書いた文章を丸々覚えてそれを喋ってしまうことです。

そういった時の面接官は内心で「よく練習をしてきたんだね」という風にしかなりません。

面接官というのは練習した成果ではなくもっと生の声を聞きたいものなのです。

そのため、考えた文章は丸々覚えるのではなく毎回ところどころ言葉の表現や言い回しが違っていても、同じ内容を伝えられるように練習するべきなのです。

練習のコツ
文章を見ながら練習するのではなく、一切見ずに伝えたいことを思い出しながら話すようにしましょう。
そうして伝え忘れたところがないかを確認しながら何度も繰り返すことで、本番になっても生の声で自分の考えを伝えられるようになります。
そうすることで、毎回話す単語は少しずつ違っても伝えている内容が同じになるようになります。

 

就職活動は自分一人でやろうとしない

最後に、就職活動は絶対に一人でやろうとしないでください。

一人でやっているとどうしても考えが偏ってしまったり、間違ったよくない表現に気付けなかったりもします。

その点、協力してくれる人がいると自分の志望動機などを客観的に評価してくれるので、新たな視点なども見つけられてより良い志望動機を作り上げることができます。

そして、その協力者はどのようなものを利用すればいいのかですが、転職エージェントを利用することを強くお勧めします。

実際に私も利用することで志望動機や自己PR、既卒になった理由も一緒に考えてくれたり、面接の対策まで全て無料で行ってくれました。

また、無料で希望条件に沿った求人も紹介してくれるので転職エージェントを使わない手はないでしょう。

まだ転職エージェントを利用していない方はこの機会にぜひ利用してみてください。