既卒が面接で必ずされる質問2つ!具体的な質問対策と回答例とは

面接・書類対策

就職のために面接を受ける際、「どんな質問をされるのか」というのは誰しもが気になるポイントです。

既卒であれば尚更、どう答えたらいいのか分からない質問や、これまでの自分の経歴を問われるような質問が増えることが想定されます。

今回は、既卒が面接で必ずされる質問や、理想的な受け答えについて解説していきます。

 

既卒の面接は、新卒の面接とは違う!

既卒と新卒は「職歴がない」という点においては同条件であるため、新卒と同じような面接対策をすればいいと考えがちですが、実は全く異なります。

新卒と比較して年齢が高い、履歴書上ブランク期間がある、という「既卒ならでは」の特徴をマイナス評価されてしまうことは多く、既卒は既卒に特化した面接対策が必要です。

反対に、既卒が抱かれやすいマイナスイメージやネガティブポイントを払拭できるような受け答えができれば、選考を有利に進めることもできます。

聞かれやすいであろう質問をピックアップしたり、自分が不安に思っていることこそポジティブに伝えるような対策を練ったりしていきましょう。

 

既卒の面接で聞かれること

では、実際に既卒の面接ではどんなことが聞かれやすいのか、解説していきます。

 

・既卒になった理由

「どうして既卒になったのか」というのは、特に聞かれやすい項目だといえるでしょう。

作為的に履修単位を落として留年し翌年度以降の新卒枠就活を狙う「就職留年」ではなく、あえて卒業して既卒になろうとした理由を知りたがります。

 

・卒業から現在までの経歴

既卒歴が長くなれば長くなる分、履歴書上空欄になる年月が増えていきますので、その期間に何をしていたかという質問がくるでしょう。

ニートだったのか、アルバイトしていたのか、留学していたのか、同じ既卒でも経歴は人それぞれ異なります。

この数年間の経歴については、十分な対策を練ってポジティブに伝えるようにするのがポイントです。

 

「既卒になった理由」に関する対策と回答例

では実際に、既卒になった理由についてどう回答していくのが好ましいのか、解説していきます。

「志望業界を絞り込みすぎてしまい、自分の夢は特定の業界でしか叶えられないと思ってしまっていました。卒業後更に企業分析を進めていく上で、選択肢が1つではないことを知ることができました。今は〇〇に携わることができる企業への志望度を高くして就職活動をしております」

「就職活動自体には早めに取り組みましたが、企業分析や業界分析を怠ったまま面接ばかり申し込んでしまっておりました。事前準備の大切さを痛感し、卒業後十分に時間をかけて準備をして再度この場に臨んでいます」

「幼少期から弁護士を目指し、司法試験の受験に注力して参りました。〇歳までに合格することができなかったら、弁護士でなくとも〇〇に携われる仕事を探していこうと決め、今日に至っています」

既卒になったことを正当化しすぎず、失敗や挫折も自分の経験値として活かしているとアピールしていくことが重要です。

 

「現在までの経歴」に関する対策と回答例

次に、現在までの経歴についての質問に対 してどう回答していくのが好ましいのか、解説していきます。

「主に飲食店でのアルバイトを行っておりました。仕事をしていくうちに、正社員ならではの責任ある仕事や会社としての意思決定に携わってみたいという気持ちが育ち、もっとさまざまな角度から自分の仕事を見つけられるようになりたいと思ったため、就職を希望致しました」

「ゲームや漫画などの趣味に没頭しておりました。さまざまな作品に触れているうちに、その作品がどう企画され、制作され、販売され、次の作品の誕生に繋がっているのかなど、物やサービスが市場に出回るルートに興味が沸くようになりました。自分も価値ある商品(サービス)の提供に関わりたいと思い、就活をしております」

「東日本を中心に、旅行に多く出ておりました。地域ごとに大きく異なる特産品や観光産業を目の当たりにし、地域密着で地元に貢献できる企業に魅力を感じるようになりました。〇〇地域をより魅力あふれるエリアにするべく、御社で貢献したいと考えております」

正社員として働いた経歴がなくとも、アルバイトで得られた経験や、自分の趣味にまつわる経験を上手く自己アピールに変換することができます。

ポジティブに伝えた上で、就職へのモチベーションをアピールするのが有効です。

 

【まとめ】既卒はどう面接対策をしていくかがカギ!予測される質問には特に念入りな準備を!

既卒が就職を目指す際は、企業分析や業界分析はもちろん、「既卒ならでは」の面接対策をしていく必要があります。

特に、あらかじめ予想される質問に対してはある程度自分の考えを固めておくことが重要です。

転職サイトや転職エージェントでは、既卒が面接を受ける上での注意点を教えてくれたりアピールポイントを一緒に考えてくれたりするところもありますので、是非チェックしてみましょう。