フリーターとして生計を立てていると、最低限の衣食住を賄えるだけの生活が送れていても、欲しいものを買ったり旅行に出かけたりする資金的な余裕はないものです。
貯金や将来に備えた投資をする余裕もなく、人によっては常に金欠で、割引処理された惣菜や激安スーパーを狙って食材を手に入れるということもあるのではないでしょうか。
今回は、フリーターが常にお金に困る理由や、解決方法について解説します。
1.フリーターが金欠になる理由
まずは、フリーターが金欠になりやすい理由について紹介致します。
・ボーナスがない
フリーターは非正規雇用であるため、基本的にボーナスがありません。
ボーナスのある正社員であれば、一般的に1~3ヶ月分程度の給料が年2回受け取れますので、その分生活に潤いが出てくるでしょう。
ローンを組む際に「ボーナス払い」の選択肢があるように、ボーナスを前提とした資金計画を練る人も多いのです。
・福利厚生がない
フリーターの場合、支給される通勤交通費に上限があったり、健康診断費用の全額補助にならなかったり、福利厚生面でのデメリットも多くなります。
場合によっては社会保険が適用されず、自分で国民健康保険に加入する必要がある会社もあります。
・給与が少ない
多くのフリーターは時給制で働いていて、昇給や昇格の機会が少ないとされています。
昇給しても数十円ずつで、正社員のように大幅な給与改定や査定があるわけでもありません。
誰にでもできる仕事をこなすためスキルが身に付かず、いざ転職しようと思っても年齢と共に門が狭まってしまいます。
・ローンが組めないので資産を持てない
家や車など、高額な買い物をする際にローンを組もうとしても、フリーターの場合、審査に落ちてしまう確率が飛躍的に上がります。
社会的信用が得られないため資産を持てず、購入する場合には多額の頭金を入れたり現金一括で申し込んだりする必要があり、手元にお金が残りにくいといえるでしょう。
2.正社員になれば解決できる!
先に挙げたようなフリーターならではのデメリットは、正社員として就職することで全て解決できます。
正社員であれば今以上の給料が期待できる上、昇進や昇格のチャンスに恵まれながらも十分な福利厚生を受けられるでしょう。
その分仕事への責任は重くなりますが、パートやアルバイトなど非正規雇用の従業員では行えない範囲の業務を任せてもらえるため、やりがいやスキル向上に役立ちます。
ただし、正社員として就職するためには、早めの行動がカギだといえるでしょう。
年齢と共にフリーター出身の人材は受け入れの門が狭まり、未経験の若手か、経験のある中堅層か、に任期が二極化します。
未経験から就職するのであれば、若手と言われるうちの就活を心掛けるのがよさそうです。
3.まずは就職サイトに登録がおススメ!正社員就職するための3つの道
では実際に、正社員として就職する道にはどんなものがあるのでしょうか。
・就職サイトに登録する
就職サイトに登録し、取り扱っている求人に応募していく方法です。
サイトによっては専任のキャリアプランナーや就職アドバイザーが常駐しており、自分はどんな仕事に適正があるのか、履歴書や職務経歴書をどう作成していけばいいかなど、幅広い相談に乗ってくれます。
模擬面接や模擬プレゼンテーションをしてくれる場合は、ぶっつけ本番にならない就活が期待できます。
インターネットを通して24時間365日登録できるため、思い立った時にすぐ行動しやすく、ハローワークや就労支援サービスが開所している昼の時間帯に仕事をしている人でも利用しやすいというメリットもありますので、今すぐ登録してみましょう。
・ハローワークで求人を紹介してもらう
ハローワークは全国にある公共職業安定所です。
地域や年齢を選ばず誰でも利用できる他、地域密着型の求人を扱ったり、常に担当者が常駐しているため相談しやすかったりするメリットもあります。
ただし、担当者が手伝ってくれるのはマニュアルに沿った企業選びだけなので、ある程度自分の意思や希望するキャリアがはっきりしていて、自分で面接を乗り切れる人向けだといえるでしょう。
・就労支援サービスを訪問する
就労支援サービスは、就職に必要な職業訓練を受けたり、安定して就労するために欠かせないスキルを身につけたりできる場です。
就職をゴールと考えず、中長期的な支援が受けられるのがメリットで、非常に親身になって話を聞いてくれます。
一方、怪我や病気で働けない人、精神的な理由で就労な困難な人が利用しやすい側面が強く、正社員求人に特化しているとも限りません。
【まとめ】正社員として就職し、金欠生活から抜け出そう!
貯金がないことや将来への不安が強くなっているようなら、正社員として就職して金欠から脱却していきましょう。
ハローワークや就労支援サービスの利用を検討しながらも、今すぐ行動に移し、早期の就職を目指すのであれば就職サイトへの登録がおすすめです。
アドバイザーやプランナーを味方につけながら、効率のいい就活をしていきましょう!