既卒って本当に就職できるの?
一体どれぐらいの人が就職できているのか?
現在ニートやフリーターの方、いわゆる既卒の方でこのように考えている方は多いでしょう。
私も就職活動をせずに大学を卒業したので、みなさんと同じように既卒の経験があります。
いざ就職活動を始めようと考えた時に、既卒は不利だから就職できるのか心配になりますよね。
私も就職活動を始めようと決断した時はすごく毎日が不安でした。
ただ、そんな私だから言えることがあります。それは
既卒でも就職できる!
既卒の就職率なんかアテにするな!
ということです。
就職率というのは新卒のもの、既卒のものとそれぞれマイナビなどの人材派遣、紹介の企業から公表されます。
それでは、なぜ私が既卒の就職率なんて気にしなくていいと言い切れるのかまとめていきます。
既卒の就職率とは
まずは改めて既卒の就職率とはどういったものなのか説明していきます。
今回参考にするのはマイナビが公表した「2017年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」というものです。
これによると既卒で内定をもらった人は全体で44%でした。これはここ3年間ほとんど変わらず45%前後のようです。
一方、現役の学生は82.7%と非常に高く、既卒とは30%以上も差があります。
これはマイナビが発表した情報で、他の企業が発表しているものでは既卒の就職率は30%前後のこともあります。
一つ変わらないことは『現役の学生とは大きく差がある』ということです。
企業によって色々な数字が出てきますが、これさえ理解していれば問題ありません。
既卒の就職率を気にしないでいい理由
それではなぜここまで私は既卒の就職率を気にしなくていいと言い切れるのかその理由を4つ紹介します。
これは私自身が身を持って感じたことなので、私の経験を交えて説明してきます。
データの正確性
先ほど少し説明しましたが、既卒の就職率を発表している企業というのは一つだけではありません。
今回はマイナビを例にあげましたが、探せば他の企業も出てきます。
その時の数字は似ている場合もありますが、10%以上違うこともあるのです。
その理由は非常に簡単で
『対象者がその企業に登録している既卒に絞っている』からです。
どういうことかというと、今回のマイナビでいうと
調査方法はマイナビの登録者で既卒として登録している方にダイレクトメッセージでアンケートを採るという方法です。
これは他の企業でもほとんど変わりはないでしょう。
つまり、自分の企業に登録している既卒者以外の情報など知りようがないのです。
その中でもアンケートに答えてくれた人の情報からできたデータなのです。
そのため、既卒の就職率が40%であろうと30%であろうと正確なところは分かりません。
そこで一喜一憂する必要がないのです。
既卒でもスペックは全然違う
二つ目は既卒でもいろいろな状況の人がいるということです
- 年齢
- 既卒歴
- 学歴
- 性別
- 希望職
挙げればきりがないほどの違いがあります。
分かりやすいところでいうと、やはり年齢や既卒歴でしょう。
既卒の方は肝に銘じてほしいのですが、既卒歴は短い方が断然就職はしやすいです。
そのため同じように就職活動をしていても24歳の人と30歳の人では、受けられる企業の多さも受かりやすさも変わってきます。
もちろん30歳の既卒の方でも正しいやり方で就職活動をしていれば内定をもらうことができるので心配しなくても大丈夫です。
もう一つは学歴でしょう。
当然ながら高学歴の方が就職はしやすいですし、既卒と言っても大卒以外にも高卒の方もいます。
こうやってみると既卒の就職活動と言っても一人一人状況が違います。
現役の学生のように用意ドンで就職活動が始まるわけではないのです。
そのため、既卒の就職率を出しても参考程度にしかなりません。
どれだけの人が本気なのか
そしてもう一つが、これは私が既卒で実際に就活をしていた時に感じていたことですが
一体どれだけの既卒の人が本気で就活をしているのだろうか
もちろんその答えを知る方法なんてありません。
ただ、就活をする際にフリーターやニートで就職をしようとしているコミュニティに一度入ったことがあるのですが
その時に感じたことが『全体的に緊張感がなくゆるい!』
現役の学生の就活は来年はなく、今年で決めないといけないというピリピリした緊張感を感じることができます。
しかし、既卒の方からはそれを感じることができませんでした。
あげくには「今年無理でも来年があるから〜」と言った人がいたのです。
その時に私はこのコミュニティを抜ける決断をしました。
その時にフリーターやニートという状況に慣れてしまうと、ざっくりとした不安はあるものの
本当の意味では追い込まれていないと言うのがよく分かりました。
これを読んでいる既卒の方にはぜひこのような考えは捨ててもらいたいのです。
先ほども説明しましたが、既卒の就活は既卒歴が短い方が断然有利なのです。
つまり、当然来年より今年の方が有利です!
もっと言えば明日の自分より今日の自分の方が有利なのです。ちょっと大袈裟かもしれませんが。
ですが本気で就職をしたいなら、まずは本気になってください。
就職活動の正しいやり方さえ知っていれば就職は難しくない
これまでで既卒の就職率は全く気にしなくていいことが理解できたと思います。
そして就職活動をするための気持ちをしっかりと作れたはずです。
ここからは既卒の方でも就職できるための正しい就職活動のやり方を説明してきます。
私はこれで実際に内定を複数からもらって、入社する企業を選ぶ立場まで逆転しました。
ぜひ同じように行動してください。
中途採用な比較的簡単
まず一番重要なことが既卒の方は中途採用で就活をしようということです。
既卒3年目であれば新卒採用も受けられますが、はっきり言うとハードルは非常に高いです。
詳しくはこちらの記事
既卒で新卒扱いを受けるべき人の5つの条件とは?新卒採用を受けた元ニートが徹底解説
そのため中途採用で就職活動をして、内定をもらうようにしましょう。
そして、その際のコツがいくつかあります。
- 短期集中
- 転職エージェントを利用する
短期集中で取り組む
既卒の方が中途採用で応募するためには、まずは1〜2ヶ月で短期集中で面接を入れまくることが大事です。
ニートであれば予定がそれほど多くない方がほとんどだと思うので問題ありませんが、フリーターであればアルバイトがあります。
私はアルバイトをしながら就職活動をするのは反対しています。
詳しくはこちらの記事
既卒の就活はアルバイトをしてはいけない!たった一つの理由とは
どうしてもアルバイトを辞めにくい気持ちは分かりますが、就職が決まればそのアルバイトも辞めることになるのです。
結局はそれが1〜2ヶ月早いか遅いかの違いです。
それで就職活動が長引くのであれば、アルバイトを辞めて短期間で就職することの方が遥かに効率がいいでしょう。
また、短期集中することで面接慣れも早く、内定の出やすさに直結してきます。
転職エージェントを利用しよう
そしてもう一つのコツが就活を一人で取り組むのではなく転職エージェントを利用しないといけません。
転職エージェントは比較的ブラックな求人は少なく
- 求人を出している企業とつながる
- 各種必要書類の対策
- 面接対策
- 就活の相談
これらを無料で行ってくれます。
私も実際に利用して就職活動のやり方や、対策を一緒に考えてもらいました。
また、当時は自分が何をやりたいかも分からなかったので、それについても相談しました。
そうすることでどう言った業界があるのか、どう言った職種があるのか例をあげながら一緒に考えてくれたのです。
そのため、今何をすればいいのか分からない人でもまずは転職エージェントに登録してみましょう。
そこで面談だけでもしてみてください。
それが就職活動の第一歩になります。