就職活動のストレスや既卒になってしまったというショックでうつ病を発症する方がいます。
そうすると外に出るのが怖くなったり、急にパニック障害を起こしてしまうこともあります。
それでもニートやフリーターとして過ごす毎日に後ろめたさを感じてしまうこともあるでしょう。
そういった既卒でうつ病を発症してしまった人は就活をするべきなのか、またうつ病と企業に伝えるべきなのかまとめていきます。
うつ病の治療が第一優先
まず、うつ病を発症してしまって就活ができていない人の多くは親に助けてもらって生活をしているでしょう。
いわゆるニートの方です。
そうするとどうしても自分の生活に後ろめたさや、親に申し訳ない気持ちが湧いてきます。
その結果、無理して就活を急いでしまう人もいます。
ですが、うつ病を発症してしまった人はまずうつ病の治療を第一優先にしましょう。
無理をして就活をしても、内定ももらえずストレスが溜まってうつ病も悪化してしまう恐れがあります。
うつ病が完治するところまでいかなくても、自分がうつ病とうまく付き合っていけるぐらいまでにはしておきましょう。
親というのは自分の子供に何かあれば全力で助けてくれるものです。
そのため一時的に親にお世話になることで後ろめたさを感じる必要はありません。
しかし、感謝は忘れてはいけません。
就職できる段階になってから、その感謝をしっかりと返せばいいのです。
リハビリ感覚で就活をしてみる
少しうつ病とうまく付き合えるようになってきている人もいるでしょう。
そういった人は、無理をしない程度に就活をするのであればリハビリ感覚で取り組むことをお勧めします。
その時に「落ちてもいいや」ぐらいの感覚で、就職をするという目的より、うつ病の治療の一環だと考えて自分を追い込まないようにしましょう。
もし、それで少しでもうつ病が悪化するようであれば必ず無理をしないようにしましょう。
少しずつできる範囲で進めていきましょう。
面接ではうつ病を伝えるべき?
就活を徐々にできる段階までうつ病の治療が進んできたら、次に悩むことがうつ病であること
あるいはうつ病であったことを面接で伝えるべきかという問題です。
うつ病は伝えない方が受かりやすい
企業側は「うつ病」と聞くとどうしても敬遠しがちになります。
やはり、仕事中に何かあってはいけないですし
就職すると満員電車に乗らなければならないので、通勤中などにパニック障害を起こしてしまう可能性もあります。
また、「毎日これるのか」という悩みもあるでしょう。
そのため、うつ病であることを面接官に伝えるとこう言った仕事の環境のことなどについて聞かれます。
そして、うつ病と伝えると採用されにくくなってしまいます。
そのため、どうしても就職したいのであればうつ病であることが伝えない方がいいでしょう。
うつ病を伝えた方が職場環境は整う
うつ病を伝えない方が採用されやすいと伝えましたが、後々を考えるとやはりうつ病であることを伝えた方がいいでしょう。
うつ病であることを隠して就職してもストレスによって、悪化してしまう恐れがあります。
そうなるぐらいであれば、就活の段階でうつ病であると伝えて、うつ病に理解のある企業に就職するべきなのです。
そうすることで職場環境や、うつ病が悪化した時の対処も前もって考えてくれるようになります。
また、うつ病を伝えないで就職して、その後にうつ病であることが発覚するとその後の職場で悪影響を及ぼすのは目に見えています。
まずはストレスの少ない環境で働くことが大事なので、うつ病に理解のある企業で働くように心がけましょう。
うつ病の方にお勧めの仕事
うつ病の方で就職を考えている場合は、自分がどういった状況が苦手で、どういった時が気持ちが安定しているのかを理解しておきましょう。
人によっては黙々と誰とも話さず同じ作業をこなすのがいい方もいますし
単純作業ばかりではいろいろ考えてしまうので、忙しく働いていたい人もいるでしょう。
まずは自分がどのように付き合っていくかをしっかりと考えてみましょう。
工場の流れ作業
一つ目は工場での流れ作業で黙々と同じ作業を繰り返すことです。
難しいことは一つもありません。
淡々と任された作業を続けていくだけです。
人と話す仕事ではないので、対人が嫌な方にオススメです。
駐車場やマンションの管理人
二つ目が駐車場やマンションの管理人として、マンションの清掃や設備の点検や入居者の対応をする仕事です。
こちらも対人はそれほど多くなく、仕事は単純作業の繰り返しではなく自分でやろうと思えばやれることがいっぱいあります。
同じ作業ばかりでは嫌な方にオススメです。
在宅ワーク
最後が在宅ワークで家の中で仕事をする方法です。
最近は在宅で出来る仕事も増えてきていて、記事のライターや写真の投稿、画像の編集などがあります。
人と直接会う必要がほとんどなく、自分のペースで出来る仕事もあるのが特徴です。
家からあまり出られない人にオススメです。