既卒歴が長いニート・フリーターに中小企業を進める2つの理由

既卒

職をせずに大学を卒業してニートやフリーター生活を送っていて、いざ就職活動を始めようとしてもなかなか難しいものです。

私も就職活動をせずに大学を卒業し、既卒になってから就活を始めました。

そして、現在は中途採用で内定をもらった大手企業に勤めています。

ただ、既卒の就活は内定をもらうまでの道のりは非常に険しいものでありました。

それでも私みたいに既卒でも大手企業に就職することは不可能ではありません。

しかし、大手企業に就職したからこそ伝えられることもあります。

それは『既卒の場合は大手企業より中小企業をターゲットにした就活をするべき』だということです。

今回はそれについてまとめていきます。

 

既卒歴が長いと就職はどんどん難しくなる

まずはじめに確認しておかなければならないことがあります。

それは既卒の人はニートやフリーター生活が長ければ長いほど就職は難しくなっていきます。

その理由は、企業にとってはこれから何十年も働いてもらう人材を確保しようと考えています。

そのため少しでも年齢が若くて吸収力のある人材を欲しがるのが当然です。

当然、既卒歴が長いほど年齢は重ねていきます。

その分だけ不利になってしまうのです。

今現在、ニートやフリーターの人は少しでも早く就活を始めるようにしましょう。

 

大手企業をお勧めしない2つの理由

それでは、実際に就活を始めようとした時に大手企業に就職することを目指して就活する方法もあります。

ただし、これはあまりお勧めすることはできません。

 

大手企業に入社するのは難しい

既卒3年以内であれば新卒採用を受けることができます。

しかし既卒歴がそれ以上になってしまうと中途採用に専念しなければなりません。

もちろん中途採用でも大手企業は求人を掲載していますし、既卒でも応募できる求人も実際にあります。

しかし、既卒でも応募可能だからといって応募者は既卒者だけではありません。

当然ながら大手企業の求人には、職歴のある第二新卒やステップアップを目指した社会人の方も数多く応募してきます。

その中に飛び込んでいかなければならないのです。

中途採用はただでさえ採用人数は限りなく少ないものになっているので、既卒で大手企業に内定をもらうのは簡単ではありません。

 

大手企業ではついていけない

そんな中でも幸いなことに、私は既卒の身で希望していた条件の大手企業に内定をもらうことができました。

しかし、入社できたからといって安心はできません。

当然ながら大手企業には優秀な人材や高学歴の人たちが数多くいます。

学歴だけで言えば、私は関関同立という関西の私立大学ですが、他の同僚はMARCHや早慶など自分より高学歴がほとんどです。

もちろん学歴だけで能力は測れませんが、そう言った学歴に多少なりとも負い目を感じるようであれば入社するのはお勧めできません。

そして、実際に優秀な人もたくさんいます。

それに伴って自分に求められる能力もどんどん高くなっていきます。

その中で切磋琢磨できる人であれば問題ありませんが、職歴がない既卒がいきなりこのような状況になってしまうと非常に辛いのです。

私は今でこそようやく慣れてきましたが、入社当初はかなりしんどい毎日でした。

唯一、労働環境がホワイトだったことが救いでした。

 

中小企業をお勧めする2つの理由

ここからはなぜ中小企業を中心に就活するべきなのかまとめていきます。

 

就職しやすい

これは先ほど大手企業は就職しにくいという説明の裏返しにもなります。

既卒の就活は中小企業の方が断然就職しやすくなります。

ニートやフリーターの人はまず社会人として働き始めることが何よりも重要になります。

そのためは企業の規模に関わらず就職してみるようにしましょう。

もちろん、求人の内容であからさまにブラックの匂いがプンプンする企業もあります。

そう言った企業は絶対に避けるべきです。

しかし、それ以外の企業というのは実際に入社してみない限り、その職場の環境などは分かりません。

そのため選り好みをするのではなく、まずは自分を必要としてくれている中小企業に入社してみましょう。

 

既卒でも働ける環境が整っている

そしてもう一つの理由は中小企業の方が大手企業に比べて既卒が働ける環境が整っているということです。

中小企業は求人に対して応募の人数は大手企業ほど多くはありません。

そして既卒の人の多くが中小企業に就職することになります。

そのため、自分が内定をもらった企業にも既卒から入社している人がいる確率は大手企業よりも断然高くなります。

そうすると企業側も既卒を採用した経験があるため、いきなり即戦力ではなくある程度教育してくれるようにもなっています。

そして、職場に自分と同じニートやフリーターだった先輩がいることもあるので、既卒という立場に理解がある人が多いのです。

反対に大手企業は実際に私が入ってみて、自分以外に既卒だった人を見たことがありません。

もちろん探せばいるかもしれませんが、自分を採用してくれた人事の人に聞いても「これまでに既卒を採用した覚えはない」と言われました。

それぐらい大手企業では既卒とは希少なのです。

そのため、大手企業は求められる能力も高くなりますし、社会人経験がないなど気にせず「中途採用の人だ」という認識になってしまうのです。

そのため、既卒からいきなり大手企業に入るよりも中小企業に入社した方が働きやすい環境なのです。

 

それでも大手企業を挑戦するなら

これまで大手企業よりも中小企業を勧めてきましたが、何度も言うように私は大手企業に入社しました。

もちろん、入社するまでこのようなメリット・デメリットは知りませんでした。

それでも大手企業に入社してよかったことがあるのも事実です。

特に、毎日多くの人に刺激されながら自分の成長を感じることができているのはストレスではあるものの、充実した毎日を送れています。

このようなメリットもあるので、どうしても大手企業を挑戦したい人を止めるようなことをするつもりはありません。

既卒の中途採用で大手企業にはどうやって入るのか、私の経験をもとにまとめた記事があるので、そちらを参考にしてください。

元既卒ニートが中途採用で大手企業に受かるためにしたこと!

 

大手でも中小でも既卒が就職するなら就職サイトの登録は必須

ここまで既卒なら中小企業に就職することをお勧めしてきました。

もちろん、これを読んで「それでも大手に就職する!」と思う方もいるでしょう。

それはそれで何も問題ありません。

ただ、既卒が就職するにおいて大手や中小など関係なくしておかなければならないことがあります。

それが就職サイトへの登録です。

私も就職サイトに登録することで無料でこれらを行ってもらい、内定をもらうことができました。

  • 独自の求人の紹介
  • 書類・面接対策
  • 就活に関する相談

一人でやっていても出会える求人などには必ず限界がきます。

無料なので、就職サイトに登録して損は何もありませんので、ぜひ登録してみてください。