周りの同級生はどんどん社会人になっていく!
出世までしたり年収も増えていく!
既卒の方はこういった一方で、置いていかれてることが目に見えて分かりますよね?
これは実際に私も体験したことで周りで役職についた人はさすがにいませんが、それでも自分だけ遅れているというのは非常につらいものがあります。
それでは「既卒になった時点で人生は詰んだのか」と言われると決してそんなことはありません。
私自身が既卒から大手企業に就職することができたので、既卒だからといって就職できないことはありませんし、気持ち次第で十分逆転することができるのです。
それではどうすれば人生を逆転できるのかを順に説明していきます。
覚悟を決める
まず一番大事なことが気持ちを入れ替えるということです。
既卒になった時点で人生が詰んだわけではありません。それは自信を持って言いきれますが既卒には後がないというのもまた事実です。
また、既卒はいわばニートやフリーターで職歴なしと見なされるので、その職歴なしの空白期間が長いほど就職するのは難しくなります。
企業が嫌がる
それには大きく二つの理由があるのですが、その一つは企業が空白期間というものを嫌うのです。
やはりどれだけその期間にアルバイトなどをしていようと企業は遊んでいた期間とみなします。
そのため、空白期間が長いほど働く意欲が少なく、仮に就職してもすぐに辞めるのではという風に思われてしまうのです。
また、空白期間が長いということはそれだけ年齢を重ねているということなので、同じ程度の能力であれば当然若い方が選ばれてしまいます。
自分を苦しめる
空白期間が長いとどうしてもブランクが空いてしまい、社会人になるためのコミュニケーション力やマナーが欠けてしまうことがあります。
また、実際には特に問題はなくてもどうしても自分に自信がなくなってきて「自分なんて就職できるのか」とどうしてもマイナスになっていきます。
1年既卒として過ごした私がかなりの自信や不安を抱えるほどなので、それ以上に既卒歴が長い人はどうしてもマイナス思考になっているのではないでしょうか?
そのため、就職活動を先延ばしにして空白期間を長くしてしまうことは結果的に企業にも嫌われ、自分を追い込むことになります。
今が既卒何年目だとかは関係ありません!
今行動しなければ明日はもっと苦しくなりますし、来年にはさらに自分を追い詰めてしまうことになります。
せっかくこの記事と出会ったのであれば全ての既卒の人に前を向いてほしいと私は考えています。
そのため、今から就職活動を始めるという強い覚悟を持ってください。
ビビって遠回りをするな
就職活動を始めると覚悟を決めたもののいきなり正社員はハードルが高いなと思っている方もいるでしょうが、そうやってビビっていてはいつまで経っても正社員になることができません。
ニートはアルバイトは始めなくていい
既卒でニート、引きこもりの方は正社員になる前にアルバイトから始めて社会に出ようかと考えているかもしれませんが、そんな必要はありません。
私自身も引きこもりではありませんでしたが、アルバイトはしておらずニート生活をしていました。そこからいきなり就職活動をしました。
やっぱり不安は大きいかもしれません!自信もないかもしれません!
しかし、仮にアルバイトを始めたとして社会に慣れるのはいつ頃になるのでしょうか。
そんなことを気にしていは先ほど説明したように空白期間が延びていく一方です。
また、アルバイトをして月に数万でも手に入れば今まで収入がなかったことで、アルバイトだけで生活をしていけるのではと勘違いしてしまう可能性もあります。
もちろんアルバイトである程度生計は立てられますが、将来への不安は一向に解決されません。
そのためニートでもいきなり正社員の就職活動を始めるようにしましょう。
資格は取る必要なし
また、既卒として何も武器がないから資格を取ろうとする方もいますが、就職活動で有利になるような資格というのはそれほど多くありません。
そういった資格は一朝一夕で取れるものでもありませんので、資格は取る必要はありません。
必要な資格は入社してから取るようにしてくれればいいという企業も沢山あるので、資格を取ってもそれほど武器にはなりません。
また社労士や行政書士などの士業の資格なら有利になるのではと思いますが、士業の資格は基本的に本気でやって数年のスパンで取るものです。
数年かけても取れない人も多くいるほど難しい資格ですので、もし今から始めて資格が取れなければ何年もの時間を既卒として過ごすことになります。
どうしてもその資格が取りたいのであれば、まずは就職してから勉強を始めても問題ありません。
そのためこれら資格を取る時間があるのであればすぐにでも就職活動を始めるようにしてください。
就職するための武器がない
ここまでで既卒は今すぐにでも就職活動を始めるべきだということが伝わったかと思いますが、どうしても自分には就職活動を乗り切るための武器がないという不安な方もいるでしょう。
自己分析しよう
そういった方はまず自己分析から始めてみてください。
自己分析を小学生の時から自分のヒストリーを作っていくのです。
- 出来事、イベント
- 得意科目、苦手科目
- 習い事
- 熱中していたこと
- 努力したこと
- 印象に残っていること
これらを小学生から今に至るまで小学生、中学生、高校生、大学生、既卒とそれぞれの期間にどのようなことがあったのかをまとめていきましょう。
そしてそれぞれの出来事で困難だったことやどうやって解決したか、その結果どうなったかを考えてみましょう。
そうすると自分にはどのような長所があるのか見つけることができるはずです。
エピソードが小さくてしょうもないという方もいるかもしれませんが、企業というのは物凄い結果を出したエピソードを求めているのではありません。
自分がその出来事でどのような考え方をしてきたかというのを見ているのです。そのためエピソードの大小ではなく、そこから自分が何を得たのかを語れるようにできれば、それは立派な武器になるのです。
一人で解決しようとしない
既卒の就活ではどうしても周りに頼れる人がいなかったり、すでに働いている友人にアドバイスを求めるのをどうしてもためらってしまいます。
しかし、一人で就職活動をしているとどうしてもつらい時や視野が狭くなってしまうことがあります。
私も既卒で不安だったこともあり誰かに相談したい気持ちでいっぱいでした。
そういった方には転職エージェントをお勧めします。
これは私も就職活動を決断した時に一番はじめにしたのですが、転職エージェントというのは完全に無料で利用できて相談から求人の紹介。各種書類の書き方、面接対策まで行ってくれるのです。
そして、彼らはニートやフリーターなどの既卒者の就職活動の支援を常日頃から行っているので的確にサポートしてくれます。
また、気軽に相談にも乗ってくれるので、まずは登録して相談するところから就職活動を始めてみましょう。