ニートやフリーターなど既卒になってしまうと就職は厳しくなるとよく言われています。
私も学生の間に就職活動をしてこなかったので、既卒になってから就職活動を始めました。
幸いなことに今では大手企業で働くことができています。
その方法についてはこちらの記事
しかし、実際に就職活動をしてみて内定をもらうまでは非常に厳しい道のりでした。
その中でも既卒でも内定がもらいやすい業界や仕事があるのも事実です。
そして、逆に昇進しやすい総合職にはなりにくいのではと考えている人もいるでしょう。
現在、私は総合職で企画という立場で仕事をさせてもらっています。
そんな私が既卒でもどのようにして総合職に就職できたのかまとめていきます。
既卒が受かりやすい業界・職業
まずは既卒で就活をしていると受かりやすい業界や職業というものはあります。
すぐにでも就職したい人や、就職先にこだわりがない人にとってはこのような企業は狙い目となります。
詳しくは別の記事でまとめていきますので、簡単に説明していきます。
工場勤務
まず一つ目が工場でラインなどの毎日同じ作業をする仕事です。
これは特別なスキルを必要としないため、普通に言われたことをこなせる人であれば内定をもらうことができます。
しかし、毎日が同じ仕事の連続であること。
そして昇級などがほとんどないというデメリットがあります。
また仕事によっては体を痛めてしまう可能性もあるので注意しましょう。
介護職
二つ目は介護職で、この仕事は需要が非常に大きく、少子高齢化によってこれからもどんどん人材が必要になってきます。
しかし、仕事内容が高齢者の世話をしたりするなど過酷な仕事であることがほとんどです。
それが理由でほとんどの人はこの仕事を敬遠します。
そのため求人は多く掲載されていますし、離職率も高くなっています。
体を動かすのが得意で、人のために役立ちたいと考えている人には向いている仕事になるでしょう。
サービス業
最後に、サービス業も求人は多く掲載されています。
サービス業の中でも特にスーパーなどでは給料は安いものの、内定をもらうのは難しくありません。
しかし土日に休みがなかったり、給料が少ない、ブラックな環境の確率が高いなどのデメリットがあります。
仕事内容はそれほど厳しくはないので、あまりしんどい仕事をしたくない人にお勧めになります。
総合職とはどういったものか
ここまで内定をもらいやすい業界や職業についてまとめてきました。
しかし、この先安定した生活を送っていきたいのであれば総合職を希望して就職した方が将来的には安泰です。
既卒の就活は先ほど挙げたような職業に就きやすいものの、総合職に内定をもらうことも可能なのです。
「既卒の就活は厳しい」という言葉が強く印象に残りすぎて、どうしても内定がもらいやすそうなところばかり受けがちにはなります。
しかし、将来のことを考えると総合職を探したほうがいいでしょう。
総合職とは
それでは総合職とは一体どのようなものを指すのか確認してみましょう。
マイナビ転職によると総合職と一般職はこのように分けられています。
総合職は「企画や営業、管理業務」など業務全般に従事し、一般職は「事務や営業アシスタント」などサポート的な業務が多くなります。
マイナビ転職
つまり、営業や企画などメインになる仕事をする人が総合職で、それを支える仕事をするのが一般職になります。
総合職は転勤があり、一般職は転勤がなくずっと同じところで働くという傾向があります。
また、当然ながら基本的に総合職の方が給料が高く、昇級しやすくなっています。
総合職のメリット
では実際に総合職として入社するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
給料が高く、昇級しやすい
まず一つ目は先ほども少し説明したように、総合職の方が基本給も高く昇級もしやすくなります。
やはり営業や企画など中核の仕事をする人たちなので、それだけ仕事の規模や責任も大きくなるで当然の結果です。
私の職場でも課長や部長などの役職についている人は全員総合職ですし、一般職の人は昇級しても給料はそれほど多くない印象です。
やりがいのある仕事ができる
二つ目が総合職であれば営業や企画、広報、人事など自分のやりたい仕事をできるのです。
もちろん、この中で希望の職種に就けるかはまた別の話ですが、『企画の人材を募集』となっていれば必ず企画職に就くことができるでしょう。
私も企画職に就いて新しいものやサービスをどんどん生み出していきたいと考えていたので、このような職種に就けて非常に充実しています。
しかし、一般職はこのような職種に就けることはなく、基本的にはこれらの職種のサポートになります。
そのため自分が中心となって仕事をすることもほとんどないのです。
既卒から総合職で正社員になる方法
それでは実際に既卒で総合職としてどのように正社員になるのか、私の経験をもとに説明していきます。
転職サイトに登録する
まず一番はじめにすることが転職サイトに登録することです。
転職サイトには企業からの求人が数多く掲載されており、その中には総合職で募集をかけている企業が非常に多くあります。
また、総合職を募集している企業は中小企業でもそれなりに実績のある企業が多く、そう言った企業は良い人材を得るためにハローワークなどでは掲載されていないことがほとんどです。
転職サイトは企業側は有料で求人を掲載する代わりに、希望の人材をある程度絞って応募させてくれるというメリットがあるのです。
そのため、企業にとっては転職サイトに掲載する方が人件費や時間をカットできるというメリットがあるのです。
総合職として入社したい方は必ず転職サイトに登録する必要があるのです。
営業や企画、人事などの職種に応募する
求人を掲載している企業には「総合職を募集」という内容を書いている企業もありますが、「営業職を募集」や「企画職を募集」といったように職種で募集していることの方が多くあります。
そのため、営業や企画、人事などの職種であれば総合職であることがほとんどなので、積極的に応募していきましょう。
逆に最初に書いた工場勤務や介護などは総合職に当てはまらないので応募する際は注意しましょう。