【短期退職の理由の答え方】面接で好印象を与えるための方法とは

既卒

過去に短期退職した経験がある場合、履歴書や職務経歴書を見た面接担当から退職理由について質問される可能性が高まります。

面接の場では、嘘をつかずありのままを話すのが大前提ではありますが、万が一退職理由がネガティブなものであった場合、マイナスイメージを与えてしまうかもしれません。

今回は、短期退職の理由や好印象を持たれる伝え方について解説していきます。

 

1.短期退職した理由を整理しよう

まずは、短期退職した理由を整理していくことが大切です。

よく耳にする理由について、いくつか紹介していきます。

 

・人間関係に悩まされた

職場の人間関係が悪く、ギスギスした雰囲気に耐えられなくなって退職したという人は意外と多いものです。

いじめ、パワハラ、セクハラが横行しているような職場であれば、短期退職を考えるのも自然でしょう。

 

・労働環境が劣悪だった

労働条件が面接での話と違った、長時間残業や休日出勤が常態化していた、ブラック企業だった、など労働環境にまつわる悩みで退職するケースもあります。

思っていたような仕事ができない場合、長く働く価値はないと早めに見切りをつけて転職する人が多いのも事実です。

 

・病気や怪我で働けなくなった

突発的な怪我、持病の悪化、通院ペースが上がったなどを理由に退職せざるを得なかった場合もあります。

この場合は病気や怪我の事実を隠さず、面接でしっかり伝えておきましょう。

 

・育児や介護など家族の都合が発生した

自身の都合ではなく、家族の都合で突然の退職を迫られた場合もあるでしょう。

妊娠、育児、介護、転勤などが当てはまります。

 

2.面接で退職理由を聞かれるのは何故?

次に、面接対策に役立てるためにも、面接担当者が退職理由を聞く本音について解説していきます。

 

・妥当な理由があるか知りたいから

第三者が聞いて納得できるような理由があるか判断するために質問しているケースです。

併せて、「きちんと面接対策をしてきたか」という視点で見ている可能性もありますので、覚えておきましょう。

「なんとなく合わなかった」

「特に理由はない」

など、仕事に対する熱意が見られない回答であった場合、合格の可能性は一気に下がります。

 

・トラブルを起こしていないか知りたいから

前職でトラブルを起こしている人なら、転職先でも同じようなトラブルを起こすのでは?と慎重になっているケースです。

特に、人間関係、恋愛関係、金銭関係でのトラブルは避けられがちです。

中には求職者の犯罪歴まで細かく調べる企業もあります。

 

・配慮しておくべきポイントがないか知りたいから

病気や怪我、育児や介護が理由での短期退職の場合、転職先でも配慮が必要なケースが多いでしょう。

合否を判断する前にあらかじめ事情を知っておくことで、人材配置や就労のペースをイメージしておきたい、という面接担当者の本音が見えてきます。

 

3.短期退職でも好印象を与える方法とは

短期退職という事実だけを見るのであれば、どうしてもマイナスイメージを与えやすくなってしまうのは事実です。

しかし、面接や書類で上手く退職理由を伝えることができれば、一転して好印象を抱いてもらうことも可能です。

ここでは、実際に印象をよくするための方法をお伝えしていきます。

 

・退職理由はポジティブに伝える

ネガティブな理由で短期退職した場合であっても、なるべくポジティブに聞こえるよう見方を変えていきましょう。

「上司によるパワハラが横行していたから」を「役職問わず自由に意見交換できる職場に憧れたから」と変換したり、「思っていた仕事内容と違った」を「かねてより希望していた〇〇の仕事に就きたいという夢を諦められなかったから」と伝えたりすることで、印象は大分変わってきます。

 

・諦めない根気のよさを伝える

「飽きっぽいから1つの職場で長続きしない」「ストレス耐性がない」というイメージを払拭するためにも、諦めない根気のよさや、前向きで明るい性格をアピールするとよいでしょう。

困難を工夫して乗り越える姿勢が評価されれば、短期退職をした履歴があっても好印象を与えられます。

 

・前職の悪口を言わない

絶対やってはいけないのは、前職の悪口を言うことです。

もし転職先と相性が悪くてまた退職となった場合、家族や知り合い、次に面接する企業の担当者にまで自社の悪口を吹聴されるかもしれないリスクを考え、採用を躊躇われてしまいます。

例え短期間であっても自分を働かせてくれた職場であるというリスペクトの姿勢を忘れず、次の面接に臨みましょう。

 

【まとめ】短期退職を好印象にするか悪印象にするかは自分次第!全てポジティブに考えよう!

短期退職という事実だけ見ればイメージが悪くなってしまいそうなものですが、伝え方によっては好印象を与えることも可能です。

自信がない場合は、転職サイトや転職エージェントを使って面接対策をしておくのもおススメです。

どんな印象を与えるかは自分次第だと捉え、十分な対策を練っておきましょう!