就活市場が活性化すると、会社説明会や合同説明会の案内を耳にする機会も増えていきます。
どの時期にどの程度参加するべきか迷うこともあるかと思いますが、既卒者の場合、合同説明会に参加する必要はありません。
今回は、説明会に参加する意義や、参加方法、参加時のマナーについて解説していきます。
既卒は合同説明会に参加する必要はない!会社説明会を優先しよう
既卒者の場合、合同説明会に参加する必要はありません。
その時間を会社説明会への参加に充てた方が、より効率のよい就活できます。
ここでは、会社説明会と合同説明会それぞれの特徴についてみていきましょう。
会社説明会に参加する意義
会社説明会とは、企業単位で個別に開催される説明会のことです。
企画・運営の段階から単独で行われるため企業の特色が見えやすく、企業の事業内容、沿革、サービス展開、キャリアプランや求める人材像など、就活をする上で仕入れておきたい情報を効率よく集めることができます。
説明会後に直接人事部社員に質問ができる時間を設けている企業も多く、企業分析をした上で参加して、インターネットや就職情報誌に掲載されていないような内容まで深堀りするのもよいでしょう。
合同説明会に参加する意義
合同説明会とは、大型のイベントホールや催事場を貸し切って行われる説明会のことです。
多い時は1日で100社以上の企業が集まるため、自分がまだ知らない企業と出会うことができるのが最大のメリットです。
自己分析やエントリーシートの書き方講座などを行うこともあり、就活を1から始めたい人には向いています。
一方、既卒者は一度就活を経験している人も多く、就活のノウハウを1から学ぶ必要がない人が大半です。
新卒より不利な就活になる既卒者は、企業との出会いを大切にするよりも、自己分析を優先させて志望企業を絞りこみ、興味のある会社の情報を効率よく収集する方向で努力していくのがよいでしょう。
企業説明会に参加する方法
転職サイト経由で申し込みをするのが最も早いです。
興味のある企業にプレエントリーしておくと、企業説明会の日程がメールや通知で届きます。
自分の都合と照らし合わせて参加の登録をしましょう。
ただし、人気のある企業は募集開始から数分で締め切りとなってしまうなど、席の奪い合いになることが予測されます。
特に志望度の高い企業については、情報を漏らさないよう注意しておきましょう。
合同説明会に参加する方法
企業説明会と同じように、転職サイト経由で説明会の情報を収集するのがおススメです。
ごく一部の合同説明会を除き、基本的には申し込み不要で当日会場に行けば参加ができます。
急に予定が空いた際や、就活へのヒント探しに出掛けてみるのはいいかもしれませんね。
説明会に参加する際のマナー
説明会は面接の場ではありませんが、企業の人事担当者は参加している人たちをよく見ています。
マナーから反れたことをしてしまった場合、顔や名前を覚えられてその後の就活に響く恐れがあることを理解しておきましょう。
ここでは、説明会に参加する際のマナーについてご紹介していきます。
聞く姿勢を忘れない
檀上からは意外と会場の全体が細かく見渡せます。
メモを取ることに必死になって一切顔を上げない、腕組みをする、近くの人と私語をする、短時間だからと理由をつけてスマホや他社のパンフレットを見るなど、檀上に立つ担当者への敬意を欠いた行動をするのはやめておきましょう。
質疑応答で質問しすぎない
会社説明会によっては、終了時に人事担当者へ直接質問できる機会が設けられている場合もあります。
全体の中で挙手をして質問するスタイルと、質問がある人のみ会場に残って順番に受付を行うスタイルとに分かれますが、どちらにしてもあまり多くのことを質問しすぎないようにしましょう。
終わりの時間が決まっていること、他にも質問したい求職者がいることに配慮し、譲り合っていく姿勢が大切です。
基本的なことですが、移動にかかる時間や持ち物、服装についても確認しておきましょう。
開始時間の15分前を目安に到着できるよう逆算し、筆記用具やノートを揃えておきます。
企業説明会の場でエントリーシートの受付をする企業もあるため、提出書類がある場合は特に注意が必要です。
就活の場に合うリクルートスールを選び、事前にアイロンかけをしておくとよいでしょう。
【まとめ】既卒者はより合同説明会より企業説明会に参加しよう!
既卒の就活においては、いかに企業分析や自己分析をしていくかが鍵となります。
より多くの会社と少しの時間だけ交流できる合同説明会よりも、1つの企業のことをより深く理解できる企業説明会の方が、既卒に向いている説明会だといえます。
志望業界をしぼり、転職サイト経由で説明会情報を集めてみるのが近道です。