企業からの内定が得られていない「無い内定」のまま学校を卒業してしまう人もいるでしょう。
卒業後の進路が決まらずに卒業をするため、同学年の友人と比較して焦りを覚えてしまいますよね。
今回は、無い内定のまま卒業してしまった場合に今すぐとるべき5つの行動について解説していきます。
無い内定で卒業するリスク
無い内定のまま卒業することは、今後の人生においてリスクを抱えることに繋がります。
ここでは、そのリスクの内容について解説していきます。
その後の就活が困難になる
企業は、履歴書にブランクのないフレッシュな新卒学生か、スキルや資格が既に身についている転職者を優先して採用しようとします。
学校を卒業しているのに就職したことがない人がこのような人たちと同じ企業に入社しようとするのはかなりの困難を伴います。
職歴がないというだけでマイナスイメージを抱く企業もありますので、これまでの就活以上に苦戦するであろうことは覚悟しておきましょう。
生涯年収が下がる
就職する年が遅くなるということは、それだけ生涯年収が下がるということにも繋がります。
中には卒業後フリーターとしてアルバイトで生計を立てる人もいますが、やはり正社員としての収入以上に稼ぐのは難しいのが実情です。
その後正社員として就活しようとしても、職歴がないということが理由になって待遇面での交渉が思うようにいかないなどの可能性も出てきます。
景気や社会情勢の影響を受けやすい
無い内定のまま卒業した場合、フリーターとしてアルバイトをしたり契約社員として仕事をしたりする人が多いようです。
このような雇用形態は景気や社会情勢の影響を受けやすく、会社の業績によっては時給が下がったり契約終了となったりすることも有り得ます。
フリーターやニートを続けている間に、今以上に景気が悪くなって更に就職が難しくなる可能性についても考えておきましょう。
あなたが今すぐ取るべき5つの行動
では実際に、今すぐ取るべき行動についてご紹介していきましょう。
転職サイトに登録
多くの求人を一括で閲覧し、応募や管理ができるサイトです。
求人を出している企業をチェックできるだけでなく、同業他社同士で条件を比較したり、希望する勤務地や職種で絞り込んで検索したりできるなど便利な機能も多く、求職者にとっては非常に使い勝手のいいツールだと言えるでしょう。
基本情報を登録しておけばワンクリックでエントリーできますので、効率のよい就活ができます。
パソコンやスマートフォンから簡単に登録できますので、是非試してみてください。
転職エージェントに登録
自分に就職活動を専門とするエージェントがつき、就活のフォローをしてくれるコンサルティングサービスです。
自己分析や企業分析のサポートもしてくれますので、自分がこれまで気づかなかった長所や適性のある職種を発見するのに役立ちます。
ただし、自分の将来を全てエージェントに決めてもらうのは心許ない側面もありますので、ある程度どんな道を歩みたいかイメージを固めてから登録するとよいでしょう。
ハローワークに行く
全国各地に拠点があり、職業紹介を行っている公的機関です。
企業側が無料で求人を掲載することができるため閲覧できる案件数も多く、地域に根差して中小企業に就職したい場合には特に活用しやすい場所だと言えるでしょう。
窓口の担当者が職業訓練や啓発セミナーを紹介してくれることもありますので、自分の希望に合わせて受講してみるのもおススメです。
キャリアセンターの制度を確認する
キャリアセンターとは、学生の進路決定や就活をサポートすることを目的として大学等に設置されている施設です。
キャリアセンターは現役学生のための場だと思いがちですが、学校によっては卒業後3年間利用可能、など卒業生向けの制度が設けられているところもありますので確認してみましょう。
学生向けの就職イベントや既卒者向け説明会などを紹介してくれるだけでなく、自校の卒業生ということも加わってより親身に話を聞いてくれます。
企業の採用HPをチェックする
採用HPとは、企業が自社HPに直接求人情報を掲載しているwebページです。
大企業である程採用HPを保有しているところは多く、直接応募ができるため効果的なアプローチが可能です。
具体的に就職を希望する企業がある場合は、HPをチェックしてみるのもいいでしょう。
今すぐできるのは「転職サイトへの登録」!すぐに1歩目を踏み出そう!
卒業する時期には一旦新卒採用市場が落ち着いていることも多く、無い内定のまま卒業してしまったとしても「また次の時期に頑張ればいいや…」と思ってしまいがちです。
しかし、転職市場は季節を問わず年中動いているということを知っておきましょう。
転職サイトに登録して求人案件を覗いてみると、気になる企業も出てくるはずです。
まずはそれらの企業に応募し、早速面接を申し込みましょう!