大学を卒業してからも、正社員として就職せずフリーターとして生計を立てている人も多いでしょう。
しかし、そのままでは悲惨な末路を辿りかねません。
3年以内に必ず就職することを目指し、今すぐにでも就活を行うべきです。
今回は、大学フリーターが3年以内に就職すべき理由について徹底解説致します。
3年以内に就職するべき理由
まずは、3年以内に就職するべき理由についてお伝えしていきます。
・新卒として就活できなくなる
大卒フリーターであっても、新卒扱いで就活できる企業が増えてきています。
一般的に「新卒」として扱われるのは卒業してから3年未満の人に限るとするケースが多く、3年を超えてしまうと既卒としての就活をするしかなくなってしまいます。
・既卒として高いハードルが課せられる
卒業から3年が過ぎて既卒として就活に踏み切ったとしても、そのハードルの高さは新卒採用と比べ物になりません。
新卒採用の場合、一緒に面接を受ける人は全て職歴のない学卒者であり、4月一斉採用であることが多いため入社後も同期として切磋琢磨し合える中になるでしょう。
既卒採用の場合、一緒に面接を受けるライバルたちは全員転職者です。
スキル、ノウハウ、資格を持っている人と同じ土俵で戦わなければいけないため、評価してもらえる可能性が下がります。
・求人数が減る
大手企業であればある程、フレッシュで教育しやすく、企業マインドの高い人材になりやすい若手の採用に積極的であることが多いです。
それ以外の転職者には、当然これまで培ってきたスキルが求められていくようになります。
そのため、職歴のない既卒者からの応募を受け付けていない企業もあり、書類選考で落とされてしまうことも増えていきます。
・若さを評価してもらえなくなる
職歴がなくても、若いというだけで武器になるということは意外と多いものです。
体力やバイタリティーがあり、教えてもらったことを素直に吸収しやすい若手は企業にとって大きな戦力となるでしょう。
反対に、20代後半や30代になってから就職した場合、「職歴のない年上の部下が入ってきた」と思われやすく、仕事現場における人間関係も構築しづらくなります。
3年以内に就職できなかった場合にどうなるか
では、万が一3年以内に就職できなかった時のことも考えておきましょう。
どんなリスクがあるのかについて紹介します。
・生涯年収に差が出る
厚生労働省の「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、20代前半の平均年収は約248万円という結果が出ています。
フリーターとしての収入があったとしても、3年間あれば750万近い収入を逃すことになるのです。
今の生活が成り立っていたとしても、生涯年収で計算した時の差はどんどん大きくなっていきます。
・転職しにくくなる
卒業から10年経って正社員として就職できたとしても、その後の転職を考えるとどうしても不利になります。
「卒業してから空白の10年間は何をやっていたの?」という質問を受けやすく、ポジティブに伝えたとしても悪いイメージを払拭できない可能性も出てきます。
本当にやりたいことや、キャリアアップを目指して転職することを考えれば、早めに就職してスキルを身に付けていく方が得策でしょう。
・結婚や出産などライフプランに影響が出る
結婚を希望する相手やその両親から、フリーターという職歴を評価してもらえなかったり、子育てにかかる費用を捻出できず妊娠出産を諦めたりする可能性も出てきます。
今結婚するつもりがなかったとしても、5年後10年後にそうしたいと考えるようになった時のことを考えておくのもよいでしょう。
・老後の蓄えが少なくなりがち
フリーターで社会保険に加入していない場合や、厚生年金に加入していない場合は老後に受け取れる年金が少なくなる可能性があります。
年々受給額が減っているから年金に頼らない!と決めていた場合でも、正社員には福利厚生として401k確定拠出型年金を提供していたり、iDeCoを推奨してセミナーをしていたりする企業も多く、自分で蓄えを増やすことプラスαの恩恵が受けられるかもしれません。
・親からのプレッシャーが高くなる
親、親戚、周りの友人、兄弟などからのプレッシャーも高くなっていきます。
「ふらふらしていないでしっかり就職しなさい」
「ちゃんとした仕事に就いて安心させてよ」
などと言われることがあれば、どうしても実家から足が遠のいてしまいますよね。
親を安心させるためにというのも大きな目標の1つではありますが、自分が毎日気持ちよく暮らせるためにも、早めの就職がカギとなるのかもしれません。
【まとめ】今ならまだ間に合う!早めの行動で正社員就職を目指そう!
フリーターも立派な仕事のうち、今の仕事が気に入っている、などの理由で就活に対するエネルギーが下がってしまいがちな人もいるかもしれませんが、正社員就職を目指すのであれば早めの行動こそが重要です。
「若手」と呼ばれるうちに就職することにより、その後の収入や仕事のやりやすさも変わっていくでしょう。
まずは転職サイトに登録して情報収集を始めるなど、身近なところから一歩を踏み出してみましょう。